プラチナ午前=プラチナは反発、144円台の円安から堅調に推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク安となっ
たが、ドル建て現物相場の下値の堅さと1ドル=144円台の円安に支援され、夜間取
引から買い優勢。日中取引もその流れを引き継ぎ、堅調に推移。場中、円相場が一時
143円台後半に反発したが、地合いは緩まず、その後、144円台半ばの円安から堅
調に推移。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時17分現在の前営業日比は、プラチナが26〜84円高、プラチナミニが
11.5〜35.5円高、プラチナスポットが64円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時17分現在の出来高は、プラチナが5236枚、プラチナミニが1258
枚、プラチナスポットが404枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は日中取引は2ケタ高を維持、チャートは三角ペナントを形成】
 プラチナは限月により上げ幅は異なっているが堅調。出来高が伸び悩んでおり、積極
的に買いが進んでいる印象はないが、金の反発、日経平均株価の大幅続伸で投資家心理
の改善から、手じまい売りを急ぐ動きは感じられず。
 27日現在、総取組高は2万9715枚まで増加。4月24日以来の3万枚が目前。
ドル建て現物相場、ニューヨークプラチナ期近7月限の1000ドル台定着を好感した
新規買い資金が流入。
 プラチナ先限は夜間取引で前日の高値と4728円に顔合わせとなる上昇。その後、
4683円で買い支えられ、プラスサイドを維持。日中取引は4696円で買い支えら
れ、2ケタ高を維持。三角ペナントを形成しており、次の相場に向かうエネルギー蓄積
場面。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上値重く推移。午前9時半過ぎに1085ドル台に
上昇したが、10時過ぎから売り優勢となり、1080ドル割れまで軟化。1078ド
ルまで下落したが、1080ドル台前半に戻している。
 午前11時20分現在、プラチナは1080.90ドル、パラジウムが974.51
ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1080.20ドル、パラジウムが9
81.13ドル。
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