NY金・銀市況=続落、ドルが基軸通貨との見方で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 6)  3300.9     3324.5      3286.1      3294.9     -  5.5
          (25/ 8)  3328.6     3352.0      3313.5      3322.4     -  5.9
   銀     (25/ 7)  3338.0     3358.0      3308.0      3316.0     - 15.1
         (25/ 9)  3369.5     3388.0      3340.0      3346.7     - 15.4
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           303,452       445,043       437,538        (- 13,475)
  銀           43,529        67,587       147,555        (-    460)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,098.70  - 244.95
     前日  144.31/33   1.1333/35   ・ナスダック         19,100.94  -  98.22
     本日  144.88/90   1.1292/94   ・10年米国債利回り      4.47  +   0.02
・NY原油  (25/ 7)   61.84 + 0.95  ・SPDR保有金残高    922.46      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は続落。前日比は金が7.4〜5.4ドル安、中心限月の8月限
が5.9ドル安、銀が15.5〜14.6セント安、中心限月の7月限は15.1セン
ト安。
 金8月限は続落。時間外取引では、押し目を買われたが、ドル高に上値を抑えられ
た。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて堅調となった。日中取引では、代替通貨不
在との見方からドル高に振れたことを受けて売り優勢となった。
 銀7月限はドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。
 ニューヨーク金8月限は反落。時間外取引では3317.2〜3352.0ドルのレ
ンジで推移、前日比9.0ドル高の3337.3ドルとなった。8月限は、高寄りした
のち、押し目を買われたが、ドル高に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、ドル高一
服を受けて堅調となった。
 日中取引では、代替通貨不在との見方からドル高に振れたことを受けて売り優勢とな
った。時間外取引の安値を割り込み、3313.5ドルまで下落した。
 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が、二転三転するトランプ米大統領の政策の
混乱は、ユーロの国際的な役割を強化する「絶好の機会」と述べていたが、ドルの基軸
通貨としての見方に変わりはなく、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。
 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引で3326.0〜3358.0セントのレンジ
で推移し、前日比7.9セント高の3339.0セントとなった。7月限は高寄りした
のち、ドル高を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて買い優
勢となった。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込
むと、テクニカル要因の売りが出て3308.0セントまで下落した。
 5月27日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比2万7193オンス増の
3881万4647オンス、銀は107万0427オンス増の4億9837万3208
オンス。

今日の材料
・ドイツの失業者が5月に予想以上に増加し、10年ぶりに300万人に近づいてい
る。景気低迷が雇用に影を落とし、メルツ新政権に一段の圧力となっている。
・ドイツ自動車大手BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンが、米国への投
資と輸出をてこに関税の緩和を図るべく、米国側と協議していることが分かった。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナとロシアが今月トルコで実施した直
接交渉の代表団長がこのほど電話会談を行い、ロシアが作成しているとする和平合意に
関する条件の覚書について協議したと明らかにした。
・クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は、ドイツとウクライナが長距離ミ
サイルの共同生産を行うというメルツ独首相の決定は、ウクライナ戦争の一段の挑発に
ほかならないとの見方を示した。
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、当局者らは経済を巡る不確実
性が高まっていることから、政策金利の調整を行う上では慎重なアプローチが正当化さ
れるとの認識で一致した。
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