[本日の見通し]石油=期中10月限は軟調、米石油掘削リグは減少傾向に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は軟調。ただ、5万4960円まで下げ
た後は下げ幅を削っている。
 先週末に米ベーカー・ヒューズが発表した米石油掘削リグの稼働数は461基まで減
少した。5月以降の減少が鮮明で、2021年11月以来の低水準となっている。掘削
済みの坑井に仕上げ作業を施すかどうかが目先の生産量を左右するが、足元の掘削リグ
稼働数の減少は先々に影響する見通しである。先月にかけての原油安は、産油国のなか
でも比較的コストの高い米シェールオイル産業に打撃を与えている可能性が高く、年後
半には米国の減産がはっきりとしてくるのではないか。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.47ドル高の62.99ドルで推
移。本日これまでのレンジは62.96〜63.23ドル。
 原油10月限の予想レンジは5万5000円から5万6000円、ガソリン先限は
8万3500円から8万4500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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