●論点解説原油、供給不安の下値サポートが継続中=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 石油輸出国機構(OPEC)プラスが6月に続いて7月も大規模な減産縮小を進める
ことで合意したが、原油相場は月初から底固く推移している。供給不安の織り込みが優
勢になっているためだ。1)カナダの森林火災、2)ウクライナのロシアに対する攻撃
激化、3)イラン核協議の難航などが、原油相場を押し上げている。カナダの森林火災
は5月下旬頃から原油相場を刺激し始めていたが、6月入りしてからは原油生産への影
響が拡大している。今後の展開が読みづらいテーマになる。イラン核協議については、
米メディアでトランプ政権がウラン濃縮の一部を容認するとの報道が流れたが、トラン
プ大統領はあくまでもウラン濃縮の全廃を求める方針を確認している。この状況では、
核合意成立は難しい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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