石油午前=下落、需要低迷で米ガソリン在庫は増加

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は下落。米エネルギー情報局(EIA)の週報でガソリン需要の低迷
が続き、石油製品の在庫が増加したことが重し。米国は需要期に入っているが、エネル
ギー消費の上振れは今のところ限定的。ただ、ロシアがウクライナに報復攻撃を実施す
る見通しで、北大西洋条約機構(NATO)を含めた対立が激化するリスクが高まって
いることや、イランと米国の核開発協議の不透明感も下支え要因。イラン最高指導者の
ハメネイ師は米国の干渉について、余計なお世話であると指摘している。円相場は1ド
ル=142円後半で推移し、前日と比べると円買い・ドル売りが優勢。時間外取引でニ
ューヨーク原油は小幅安。
 日中取引開始後、原油の2025年10月限は下落。ただ、夜間取引で売りが一巡し
た後は小幅に戻りを試している。
 午前11時01分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
940〜750円安。
 午前11時01分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が322枚。
【プーチン大統領、ウクライナとの停戦協議を取りやめへ】
 ロシアのプーチン大統領はウクライナとの停戦協議を停止する意向を表明した。ウク
ライナはテロリストであるとし、そのテロリストと停戦するならばブリャンスクやクル
スクでの行われたようなテロ行為を助長する可能性があり、停戦はウクライナに対する
褒美であるとも述べた。
【海外原油夜間取引=小幅安】
 ニューヨーク時間外取引で7月限は前日比0.05ドル安の62.80ドルで取引さ
れている。本日これまでのレンジは62.54〜62.80ドル。
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