●短期見通し金、レンジ切り上げを打診する＝マーケットエッジ

　３２００ドル水準で調整売りが一巡し、三角持ち合い相場を上放れしつつある。改め
て安全資産としての買いが膨らんでいる。通商環境の先行き不透明感が根強いことに加
えて、景気減速懸念も徐々に強化されている。米債務問題、地政学リスクの支援も目立
つ。金上場投資信託（ＥＴＦ）も売却一巡から、改めて投機マネーの流入を確認してい
る。中央銀行の金需要も堅調。まずは３４００ドル台へのレンジ切り上げが打診される
が、さらに金ＥＴＦ買いが膨らむと、チャート環境の良さもあって、次は３５００ドル
台回復が打診されよう。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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