●論点解説金、銀とプラチナに投資人気奪われる=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 5日は銀とプラチナ相場が急伸する一方、金相場は調整売り優勢の展開になった。銀
とプラチナも何か特段の新規買い材料が浮上した訳ではないが、投機買いが膨らんだこ
とでチャートがブレイクを引き起こし、ショート・スクィーズ気味の上昇になってい
る。6日に雇用統計を控えてマーケット全体が様子見に傾斜しており、金相場は利食い
売り優勢の展開になったが、貴金属市場内での循環物色が銀とプラチナに集中したこと
も、金相場のパフォーマンス低下につながった模様だ。
 銀とプラチナも上場投資信託(ETF)買いの動きが強く、供給不足見通しは共通し
ている。プラチナに関してはリースレートの上昇傾向、南アフリカ通貨ランドの対ドル
高、ロシア産金属の供給不安などもポジティブ材料と言えるが、単純に短期投機筋の買
いが集中した結果の値動きとみられる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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