NYプラチナ市況=続伸、株高が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 7)  1142.1     1182.7      1139.5      1168.1    + 31.6
         (25/10)  1148.1    1185.3      1145.3      1170.8    + 28.4
 パラジウム  (25/ 9)  1011.00    1067.00     1009.00     1064.50   + 54.10
         (25/12)  1036.00    1075.00     1032.00     1073.40   + 52.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          70,091         71,667        96,305       (+     26)
 パラジウム          6,496          5,615        18,132       (+      1)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          42,762.87  + 443.13
     前日  143.57/59   1.1443/45   ・ナスダック         19,529.95  + 231.50
     本日  144.85/87   1.1392/94   ・10年米国債利回り      4.51  +   0.11
・NY原油  (25/ 7)   64.58 + 1.21  ・SPDR保有金残高    935.65      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが22.2〜33.0ドル
高、中心限月の7月限が31.6ドル高、パラジウムは52.40〜54.20ドル
高、中心限月の9月限は54.10ドル高。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、金堅調などを受けてテクニカル要因の買い
が入った。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、株高を受けて
買い優勢となった。
 パラジウム9月限は株高などを受けて買い戻し主導で上昇した。
 プラチナ7月限は時間外取引を1139.5〜1177.7ドルのレンジで推移し、
前日比29.2ドル高の1165.7ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金堅調
などを受けてテクニカル要因の買いが入った。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇
した。
 日中取引では、株高を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、一代高
値1182.7ドルを付けた。買い一巡後は上げ一服となった。
 5月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は13万9000人増加で前月から
減速した。失業率は3カ月連続で4.2%となった。市場予想は、非農業部門雇用者数
が13万人増、失業率は4.2%だった。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1009.00〜1035.50ドルのレンジで
推移し、前日比21.60ドル高の1032.00ドルとなった。9月限は高寄りした
のち、他の貴金属の堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇し
た。
 日中取引では、株高を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破すると、テ
クニカル要因の買いが入って1067.00ドルまで上昇した。
 5日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの35万3414オ
ンス、パラジウムは変わらずの5万6020オンス。
今日の材料
・ドイツ連邦銀行は、半年に1度の経済予測を発表した。独経済は今年ほとんど成長せ
ず、来年の成長率は0.7%にとどまるとの見通しを示した。
・第1四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)確報値は前期比0.6%増で、改定値
の0.3%増から上方修正された。前年比では1.5%増(改定値1.2%増)だっ
た。市場予想は前期比0.4%増、前年比1.2%増。
・米国のナバロ大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は、米中当局者は7日以内に通商
を巡る会合を開くとの見通しを示した。
・ロシア中央銀行は理事会で主要政策金利を1%ポイント引き下げ20%にすることを
決めた。経済成長が鈍化し、インフレが緩和傾向にあることを受けたもので、2022
年9月以来の利下げとなる。
・ドイツのメルツ首相は、欧州連合(EU)に輸入される米国製自動車の関税を免除す
る代わりに、米国が同数の欧州製自動車の関税を免除する合意を目指していると明らか
にした。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのセンテノ・ポルトガル中銀総裁は、トラン
プ米政権が課した関税は欧州経済にデフレ的影響を及ぼし、ユーロ圏のインフレ率は
2026年初頭に1%に近づくとの見方を示した。
・5月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は13万9000人増加で前月から
減速した。失業率は3カ月連続で4.2%となった。市場予想は、非農業部門雇用者数
が13万人増、失業率は4.2%だった。
・トランプ米大統領は、米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を1%ポイント引き下
げるべきだと述べ、利下げが後手に回っているとしてパウエルFRB議長を改めて非難
した。
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