プラチナ午前=プラチナは続伸、円安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。高値での買いが見送られ、まちま
ちで始まったのち、金堅調につれ高となった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服
に上値を抑えられたが、円安が下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが3円安〜50円高、プラチナミニが
69.5円安〜10.0円高、プラチナスポットが193円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが1万1502枚、プラチナミニが
1002枚、プラチナスポットが1526枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安再開や金堅調が支援】
 プラチナはドル安再開や金堅調が支援要因になった。米中の通商協議に対する期待感
も支援要因である。上海プラチナの出来高が増加し、高値での買いが続いている。ただ
米労働市場の減速などで景気の先行き懸念が残ることは上値を抑える要因である。
 中国乗用車協会(CPCA)によると、5月の自動車販売台数は前年比13.9%増
の196万台となった。4月は14.8%増。4カ月連続で増加したが、伸びは鈍化
し、激しい価格競争への懸念も高まっている。CPCAの崔東樹事務局長は、各メーカ
ーは品質と技術革新に重点を置くべきだとし、今年の販売目標を引き下げるよう促し
た。
 プラチナ先限は2024年5月以来の高値5383円を付けた。ニューヨーク高と円
安が支援要因になった。円相場は1ドル=145円台前半の円安に振れた。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1217.47ドルから、ドル安一服
を受けて戻りを売られた。
 午前11時現在、プラチナは1205.69ドル、パラジウムが1073.99ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1208.80ドル、パラジウムが
1054.74ドル。
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