[今夜の視点]シカゴ大豆=アジアの時間帯の騰勢を維持できるか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は上昇。7月限は一時1050セント台に乗せた。
 アジアの時間帯のイスラエルのイラン攻撃で中東の地政学的リスクが高まるなか、原
油が急騰して、ドル安に振れていることは支援材料だが、逆に米株安は上値抑制要因と
なりうる。独自要因としては、米国産地の雨勝ちの天気で上値が抑えられそうだ。アジ
アの時間帯の騰勢を維持できるか否かに注目したい。
 前日のシカゴは期近から続落。週間輸出成約高が12万トン足らずと引き続き低調だ
ったことや大豆安に圧迫された。注目の米農務省(USDA)の月例需給報告では、米
国産は旧穀、新穀ともに期末在庫が据え置きとなり、インパクトに欠けた。
 またゴールドマン・ロール(コールドマンサックスの限月移行の商い)の週のため、
期近の手じまい売り圧力が強く、期近の下げ幅が大きくなっている。

 7月限は1038.50セントまで下落した後、1042.25セントまで戻した。
   、
<今夜の予定>
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 貿易収支 2025年4月(国立統計局)
【経済】15:00 鉱工業生産指数 2025年4月(国立統計局)
【経済】15:00 製造業生産指数 2025年4月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】21:30 生産者物価指数 2025年5月(労働省)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
【農産】6/13 01:00 世界穀物需給見通し(USDA)
【農産】6/13 01:00 農産物生産高(USDA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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