[本日の見通し]石油=売り買い交錯、協議か攻撃か報道は様々

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年11月限は売り買い交錯。前日終値付近で推移し
ている。
 イランが英独仏の外相と協議するとの報道や、イラン高官がトランプ米大統領の早期
会談の提案を受け入れるとの報道がある反面、米国がまもなくイランを攻撃するとも伝
わっている。ザ・タイムズによれば、英国は米国とともにイランを攻撃する可能性があ
る。また、トランプ米大統領が地中貫通弾バンカーバスターがイランの核施設を破壊可
能かどうか思案していると伝わるなど報道は一色ではない。
 ただ、トランプ米大統領は核開発を続けるイランを攻撃すると再三恫喝してきた。イ
ランとの交戦が続くイスラエルでは被害が拡大しており、同盟国を守るためには介入が
避けられないだろう。最新鋭の米空母ジェラルド・R・フォードが地中海に向かってお
り、そのタイミングは近づいているのではないか。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.38ドル安の73.12ドルで推
移。本日これまでのレンジは72.46〜73.55ドル。
 原油11月限の予想レンジは6万3100円から6万4100円、ガソリン先限は
7万7500円から7万8500円、灯油先限は7万7500円から7万8500円。
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