●週間見通しゴム、不安定化も戻り売り優勢=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は280〜300円のボックス相場を一時上抜いて310円まで上昇した後、
290円台中盤まで反落し、前週比では大きな値動きに発展しなかった。中東情勢が不
安定化する中、原油相場の急伸につれ高した。株高・円安傾向がみられたことも、ゴム
相場を下支えしている。ただし、ゴム需給に関しては引き続きネガティブな評価も強
く、高値からは15円幅の値下がりになるなど不規則な値動きになった。
 今週は不安定ながらも上値の重い展開になろう。原油高、株高、円安環境でも300
円台を維持するだけのエネルギーは乏しいことが確認されている。上海ゴム相場も1万
4000元水準では上値の重さを確認している。原油相場の急伸などがみられると改め
て300円台に乗せる可能性があるものの、需給緩和評価から戻り売り優勢の展開が続
きやすい。
 予想レンジは285〜305円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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