●週間見通し原油、イラン情勢でブレ幅大きい=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は70ドル台前半で高値波乱の展開になった。引き続き中東情勢が警戒され、底
固く推移している。イスラエルとイランの交戦は激化し、エネルギー関連施設も攻撃を
受けている。ただし大規模な供給障害が発生している訳ではなく、原油相場に対する影
響は軽微だった。一方で今後の展開は読みづらく、戻りを売り込むような動きも限定さ
れた。結果的に週を通じて70ドル台での高止まりが続いた。
 今週も中東情勢を見ながらの不安定な地合になる。このままイラン産原油供給に大き
な問題が生じないのであれば、現行価格水準で揉み合う展開が続こう。一方、イスラエ
ルの攻撃でイラン産原油供給が大きく落ち込むようなことがあると、80ドルを試す可
能性もある。逆に停戦に向けた動きが活発化すると、70ドルを割り込む可能性が高ま
る。イラン情勢次第で上下双方にブレ幅の大きい地合が続きやすい。
 予想レンジは66.00〜80.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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