[今日の視点]貴金属=金が急反発、米軍のイラン核施設攻撃で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が急反発して寄り付く見通し。金は米軍のイラン核施設攻撃を受けて買
い優勢となろう。銀は夜間取引で10月限が変わらずとなった。プラチナ系貴金属(P
GM)はプラチナが株安を受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は38.16ドル高
の3379.20ドル、銀が34セント高の3591セント、プラチナが29.50ド
ル安の1252.00ドル、パラジウムは7.48ドル安の1038.22ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=146.34/36円で、前営業日の
大引け時点から0.97円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万6000円前後、銀は170.0円前後、プラチナ
は5600円前後、パラジウムは4900円前後。
【金は米軍のイラン核施設攻撃が支援】
 金は前週末の海外市場は、ホワイトハウスが米大統領は今後2週間以内にイスラエル
とイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発表したことを受けて売り優勢
となった。
 金は週明け、米軍のイラン核施設攻撃を受けて急反発した。米軍は21日、イランの
核施設3カ所を空爆した。イランのアラグチ外相はイスタンブールでの会見で、報復へ
の選択肢を検討しており、これを実行した後に外交による対応を考慮すると指摘した。
地下に重要な核施設があるイランのフォルドゥには地中貫通弾(バンカーバスター)が
使われたが、イランの高官筋はフォルドウにある高濃縮ウランの大半は攻撃前に別の場
所に移されていたと述べた。イラン議会はホルムズ海峡封鎖を承認したと報じられた。
イランの報復措置を確認したい。ヘグセス米国防長官は、今回の作戦が体制転換計画の
始まりというわけではないとし、イラン側に交渉の席に着くよう求める私的なメッセー
ジを送ったと明かした。
 6月の米フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数はマイナス4.0と、前月から横
ばいとなった。マイナスは3カ月連続。市場予想はマイナス1.0だった。雇用指数は
マイナス9.8と、失業率が一時的に上昇した2020年5月以来の低水準を記録し
た。トランプ米大統領の関税措置が生産の重しとなり始めていることを示唆した。
 銀は前週末の海外市場は、金軟調につれ安となった。
【プラチナは株安が圧迫】
 プラチナは前週末の海外市場では、金軟調につれ安となった。
 プラチナは週明け、株安を受けて売り優勢となった。ホワイトハウスが米大統領は今
後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発表
したが、米軍は21日、イランの核施設3カ所を空爆した。時間外取引で株安に振れ
た。ただ原油が急伸しており、買い戻す動きが出ると、下支えになるとみられる。
<今日の予定>
・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年6月速報(Markit)
・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年6月速報(Markit)
・米中古住宅販売統計 2025年5月(全米不動産協会)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。