[今夜の視点]金・銀=イランの報復措置を確認

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場は、ホワイトハウスが米大統領は
今後2週間以内にイスラエルとイランの紛争に米国が介入するかどうかを決定すると発
表したことを受けて売り優勢となった。アジア市場では、米軍のイラン核施設攻撃を受
けて3392ドル台まで上昇したのち、利食い売りなどが出て上げ一服とり、3353
ドル台まで下落した。午後に入ると、イランの報復措置が警戒されるなか、押し目を買
われたが、3366ドル台で戻りを売られた。

 米軍は21日、イランの核施設3カ所を空爆した。イラン議会はホルムズ海峡封鎖を
承認しており、イランの報復措置を確認したい。一方、国連安全保障理事会は米国のイ
ラン核施設攻撃を協議する緊急会合を開き、ロシア、中国、パキスタンが無条件の即時
停戦を求める決議案を提示した。会合はイランが要請。今夜は6月の欧米の製造業・サ
ービス業購買担当者景況指数(PMI)速報値の発表がある。

<今夜の予定>
・ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2025年6月速報(Markit)
・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年6月速報(Markit)
・米中古住宅販売統計 2025年5月(全米不動産協会)
・建玉明細報告(CFTC)
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