ゴム午前=売り優勢、上海安や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り優勢。寄り付きでは、上海夜間安やドル・円が1ドル=14
5円台後半の円高に振れていることを受けて、売りが先行した。中盤に入っても、日中
取引の上海ゴムが弱地合いを継続しているため、売り物がちの展開となっている。TS
R20は出来ず。

 午前11時44分現在のRSS3号は前営業日比5.8〜1.7円安。活発限月の
11月限は同2.2円安の299.3円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高は
137枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同45ポイ
ント安の1万3905ポイント。

【11月限は下値を試すか】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海安や円高を手掛かりに軟調に推移してい
る。活発限月の11月限は、序盤に297.0円まで下落する場面があった。その後
は、下げ幅をやや縮小している。
 11月限は、19日に310.0円まで上昇後、戻りを叩かれた。20日に292.
1円まで軟化、その後は、300円前後で推移している。ただ、イスラエルとイランが
停戦したことになり、今後、原油相場が落ち着けば、JPXゴムRSS3号も売り圧力
が強まるとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は12月限のみ約定し、2.3セント高。TS
Rは20は売りがやや優勢となり、1.1〜0.1セントで推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比95元安の1万3790元で推移している。

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