●今夜のシナリオ金、地政学リスク緩和とドル相場=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 アジアタイムは3360ドル台まで軟化している。イスラエルとイランの停戦合意を
巡る動きを受けて、原油相場の急落と歩調を合わせて値下がりしている。このまま中東
地政学リスクの緩和が進むと、原油相場と連動して上値の重い展開になりやすい。大き
く地政学リスクのプレミアムを加算していた訳ではないが、緊張緩和が進めば持高調整
の動きが上値を圧迫しやすくなる。一方、地政学リスク緩和がドル安要因として機能す
ると、早めに押し目買いが膨らむ可能性もある。当然に停戦合意が破綻するようなこと
があると、原油相場との連動で急伸する。6月消費者信頼感指数、6月リッチモンド連
銀製造業指数が発表される他、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が
予定されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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