LME市況=アルミは反落、銅・ニッケルは中東情勢の緊張緩和を受けて堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,578.07  -   21.80     2,579.00  -    9.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅         9,819.85  -  127.62     9,669.00  +    1.50
    ニッケル      14,721.61  +  116.66    14,920.00  +  116.00
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 アルミ3カ月物は反落。2588ドルで小安く取引を開始した後に急速に軟化し、
2557ドルまで下げ幅を拡大した。前日の安値2545.50ドルに達する前に買い
戻されて2580ドル台まで再浮上となった。しかし米国の時間帯には売り直されて、
2542.50ドルの安値を付けた。中東情勢の緊張緩和やドル安傾向を受けて買い戻
されて再浮上。この日の高値圏まで値を戻したがプラスサイドに転じることなく引けを
迎えた。
 銅3カ月物は小幅続伸。9681ドルで堅調で取引を開始。一時は9658ドルまで
値を落とす場面も見られたが、イランとイスラエルの停戦合意を受けて安心感が広がる
なか買いが膨らみ、9760.50ドルの高値まで浮上。暫く9750ドル前後でもち
あったが米国の時間帯を迎えると値位置を落として一時9649ドルの安値まで下落し
たが、ドル売りを受けて買い戻されてプラスサイドに浮上し、辛うじて続伸で取引を終
えた。現物相場は3カ月物にサヤ寄せし、大幅安。
 ニッケル3カ月物は大幅反発。1万4850ドルで反発して取引を開始。その後
1万4790ドルまで値を落としたうえ1万4840ドルを上値抵抗線とする安もみと
なったが、欧州の時間帯に地合いを引き締めて1万5015ドルの高値に達した。その
後は1万4920ドルを下値支持線とする高もちあいとなり、3ケタ高で終了。
今日の材料
・24日のアジア太平洋株式市場は軒並み上昇。
・中国上海総合指数は続伸、38.98ポイント高の3420.57ポイント。
・欧州株は上昇。イスラエルとイランの停戦合意で中東情勢の悪化に対する懸念が
 後 退し、買い注文が優勢。ただ、英FTは原油価格の値下がりを受けてエネルギー
 株が売られたため、上値は重かった。
・6月のコンファレンスボード消費者信頼感指数
 結果 93.0 予想 99.8 前回 98.4(98.0から修正)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=144円台半ばまで下落。ユーロドルは2021年10月以
 来の高値となる1ユーロ=1.1641ドルまで上昇。
・米国株は大幅高。ニューヨークダウが507.24ドル高、ナスダック指数は281.57ポイ
 ント高(1.43%高)。
・ニューヨーク貴金属はプラチナを除き下落。ニューヨーク原油は大幅続落。
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