−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,343.1 + 9.2 シカゴ大豆 2025/11 1,018.50 -18.50 NY銀 2025/ 9 3,644.1 + 37.4 シカゴコーン 2025/12 422.50 -6.50 NYプラ 2025/10 1,343.0 + 20.8 NY原油 2025/ 8 64.92 +0.55 NYパラ 2025/ 9 1,067.40 + 1.10 ドル・円 145.30 +0.48 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は145円台前半で堅調に推移 NY為替市場、ドル円は145円台前半まで伸び悩む展開が見られた。一時ドル高が 優勢となり、ドル円も146円に接近する動きが見られた。しかし、NY時間に入って ドル安の流れに戻り、146円台は回復せずに伸び悩んだ。 ドル高については、有事のドル高は後退しているものの、イスラエル、イランの停戦 により、市場心理が月末の資金フローや今後発表の米経済指標に移っており、ドルショ ートの巻き戻しを活発化させていた模様。 ただ、オプション市場では、依然としてドルに対する弱気なセンチメントが継続して おり、ドル安をヘッジしたポジションの構築が続いている。ストラテジストも、9月の 利下げ期待を背景にドル安基調は続くとの見解を示しており、一部で期待されている7 月利下げの可能性はさすがに小さいものの、秋以降は利下げ再開の見方は根強い。 ドル安志向は依然として根強いようだが、現在米上院で審議されている大型減税・歳 出法案に伴う財政赤字への懸念、なお決着が見えていない貿易協議、そして今後発表さ れる米経済指標が弱い可能性もドル安要因として警戒されるようだ。 ◎NY貴金属=上昇、予想以下の米新築住宅販売戸数やドル安で ニューヨーク金、銀は反発。 金8月限は反発。時間外取引では、米国防総省がイランの核施設に対する米軍の空爆 は限定的な打撃しか与えなかったと報告したことなどを受けて押し目を買われた。欧州 時間に入ると、戻りが一服した。日中取引では、イランが米軍による空爆で核施設がひ どく損傷したとしたことを受けて売り優勢となった。その後は、予想以下の米新築住宅 販売戸数やドル安を受けて押し目を買われた。 銀9月限はドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反発。 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、金堅調を受けて買い優勢となった。欧州 時間に入ると、上げ一服となった。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて押し目を買 われた。 パラジウム9月限は欧州時間に戻りを売られたが、ドル安や他の貴金属の堅調を受け て押し目を買われた。 ◎LME=アルミは続落、銅・ニッケルはアジア株・貴金属高から続伸 アルミ3カ月物は続落。2569.50ドルで小安く取引を開始した後は2558〜 2573ドルのレンジを高下する足取りが続いた。中東情勢の緊張緩和を受けた銅高に 追随し2578.50ドルまで値を伸ばしたが、プラスサイドに転じることが出来ずに 再度、値位置を落とし、2560ドル台で取引を終えた。 銅3カ月物は続伸。9675ドルで小高くで取引を開始した後は中東情勢への警戒感 が後退するなかアジア株高となったことや、貴金属高からで買いが膨らみ、9738ド ルまで浮上した。前日の高値9760.50ドルが抵抗線となり、9685ドル前後ま で値を落とすと買い戻される往来となり、9700ドル台を維持して堅調に終えた。 一方の現物相場は前日に続いて3カ月物にサヤ寄せし小幅安となった。 ◎NY原油=反発、イラン議会がIAEAとの協力停止法案を承認 ニューヨーク原油の期近は反発。 イランと米国の軍事衝突が一時的だったことや、イラン・イスラエル戦争の終結を背 景とした売りが一巡し、買い戻しが優勢となった。イラン議会が国際原子力機関(IA EA)との協力を停止する法案を承認したことも戻りを後押しした。国家安全保障最高 評議会やイラン最高指導者のハメネイ師の判断次第では、この法案は成立する見通し。 イランが核拡散防止条約(NPT)から脱退する可能性も意識されている。 改質ガソリンの期近は続落。ヒーティングオイルの期近は反発した。米エネルギー情 報局(EIA)の週報でガソリン需要は上向いているが、あまり材料視されず。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続落、米産地の降雨で高温乾燥懸念が後退 大豆は軒並み大幅続落。 米産地では気温が上昇するものの過度な暑さにはならないと予想されていることや、 土壌水分不足が懸念されている地域で降雨が発生し、乾燥懸念が後退したことが重石と なった。イスラエルのイラン攻撃を受けて急伸した原油に追随高となった後に中東情勢 懸念が緩和したことで、急伸の反動による転売も下押し要因となり、11月限は中東情 勢への緊張が高まる以前の6月上旬の水準まで値を落とした。 コーンは揃って続落。 米産地で乾燥が懸念されていた地域で降雨が発生し、夏場の高温乾燥に対する懸念が 後退すると同時に豊作観測が強まったうえ、ブラジルのサフリーニャコーンの供給増加 見通しも重石となった。この日の下落で12月限を含む期近4本が一代の安値を更新。 主要限月のつなぎ足としては昨年11月以来の安値に達した。 MINKABU PRESS
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