日本時間午後9時45分にデイリー米サンフランシスコ地区連銀総裁がテレビに出演する。デイリー総裁は20日に「経済のファンダメンタルズは利下げが必要になるかもしれない状況に移行しつつある」、「持続すると思われるような労働市場の大幅な落ち込みが見られない限り、利下げは秋がより適切だろう」と述べていた。デイリー総裁が米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回7月の会合ではないにしろ利下げ再開について言及するようであれば、ドルが売られる可能性がある。 また、このあとの海外市場では、その他の米FRB関係者や英欧の中銀関係者も発言する。日本時間午後5時半にブリーデン英中銀(BOE)副総裁が討論会に出席、同午後6時45分にデギンドス欧州中央銀行(ECB)が講演、同午後8時にベイリーBOE総裁が講演、シュナーベルECB専務理事が討論会に出席、同午後9時半にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁がテレビに出演、同午後9時45分にバーキン米リッチモンド地区連銀総裁が講演、同午後10時にハマック米クリーブランド地区連銀総裁が挨拶、同27日午前2時15分にバー米FRB理事が講演、同27日午前3時にラガルドECB総裁が挨拶することになっている。 経済指標としては、日本時間午後9時半に5月の米耐久財受注速報値と1-3月期の米国内総生産(GDP)確報値の発表が予定されている。5月の米耐久財受注速報値は、総合の大方の予想が前月比8.5%増、輸送用機器を除いた大方の予想が同変わらずとなっており、前月比では、総合が2カ月ぶりに増加する一方、輸送用機器を除くと前月からプラスを維持できないとみられ、1-3月期の米GDP確報値は、大方の予想が前期比年率換算0.2%減となっており、改定値の同0.2%減から変わらないと見込まれている。 MINKABU PRESS
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