[今夜の視点]シカゴコーン=7月限は一段安なら4ドル台維持が焦点へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は強含み。7月限は410〜411セント台で推移してい
る。期近から軒並み安値を更新して、チャートが悪化しており、シカゴ穀物全面安のセ
ンチメントともに地合いが悪化している。今夜一段安となれば、7月限は4ドル台維持
が焦点となりそうだ。今夜は週間輸出成約高にも注目したい。

 前日のシカゴは続落。この日もシカゴ穀物全面安の流れが続き、チャート悪化でテク
ニカル面での売り圧力も強まった。加えて調査会社、アングロコンサルツがブラジル産
のサフリーニャ(二期作)コーンの生産高見通しを1000万トン上方修正して、1億
2300万トンとしたことも圧迫要因。同社見通しはブラジル産の全コーン生産高も1
億5000万トンと、米農務省(USDA)見通しの1億3000万トンを大幅に上回
っている。期近から4本の主要限月が一代安値を更新した。

 7月限は408.00セントの一代安値を付けた後、引けは410.25セントとや
や戻した。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 21:30 国内総生産 2025年1-3月期確報値(商務省)
【経済】 21:30 卸売在庫 2025年5月速報値(商務省)
【経済】 21:30 耐久財受注 2025年5月速報値(商務省)
【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】 23:00 中古住宅販売仮契約指数 2025年5月(全米不動産協会)
【農産】 21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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