−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 プラチナ (25/ 7) 1351.6 1423.9 1348.4 1399.8 + 70.1 (25/10) 1364.0 1440.5 1361.3 1415.0 + 72.0 パラジウム (25/ 9) 1075.00 1164.00 1074.00 1144.60 + 77.20 (25/12) 1094.50 1172.00 1094.50 1154.10 + 77.10 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) プラチナ 79,477 70,514 97,868 (- 2,910) パラジウム 8,150 4,116 19,925 (+ 302) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。 ======================================= ・NY為替 円 ユーロ ・NYダウ 43,386.84 + 404.41 前日 145.27/29 1.1658/60 ・ナスダック 20,167.91 + 194.36 本日 144.40/42 1.1701/03 ・10年米国債利回り 4.25 - 0.04 ・NY原油 (25/ 8) 65.24 + 0.32 ・SPDR保有金残高 953.39 - 2.29 注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日 本時間の翌日の午前8時)に更新予定。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが70.1〜78.0ドル 高、中心限月の10月限が72.0ドル高、パラジウムは71.70〜77.40ドル 高、中心限月の9月限は77.20ドル高。 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、米大統領が次期連邦準備理事会(FR B)議長の早期指名を検討とし、ドル安に振れたことを受けて買い優勢となった。欧州 時間に入ると、テクニカル要因の買いを巻き込んで上値を伸ばした。日中取引では、利 食い売りが出たが、ドル安再開や金堅調を受けて押し目を買われた。 パラジウム9月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ10月限は時間外取引を1361.3〜1419.7ドルのレンジで推移 し、前日比58.5ドル高の1401.5ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、 米大統領が次期連邦準備理事会(FRB)議長の早期指名を検討とし、ドル安に振れた ことを受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、テクニカル要因の買いを巻き込ん で上値を伸ばした。 日中取引では、利食い売りが出て1379.4ドルまで下落した。その後は、ドル安 再開や金堅調を受けて押し目を買われると、時間外取引の高値を突破し、一代高値 1440.5ドルを付けた。 米経済指標はまちまちの内容となるなか、ドル安や踏み上げの動きを受けて上値を試 した。5月の米耐久財受注は、商業用航空機の受注急増を背景に前月比16.4%増と 大幅に増加した。市場予想は8.5%増。第1四半期の米国内総生産(GDP)確報値 は年率換算で前期比0.5%減と、改定値の0.2%減から下方修正された。米新規失 業保険申請件数は1万件減の23万6000件だった。市場予想は24万5000件だ った。 パラジウム9月限は、時間外取引を1074.00〜1130.50ドルのレンジで 推移し、前日比39.60ドル高の1107.00ドルとなった。9月限は高寄りした のち、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服 となった。 日中取引では、戻りを売られ、1093.50ドルまで下落した。その後は、ドル安 再開や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買わると、時間外取引の高値を突破し、 1164.00ドルまで上昇した。 25日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比50オンス減の33万 6254オンス、パラジウムは変わらずの4万8457オンス。 今日の材料 ・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、金融市場は中東紛争の激化に冷静に 反応しているが、中東情勢がユーロ圏の経済成長に悪影響を及ぼす可能性があると述べ た。 ・イングランド銀行のベイリー総裁は、最近のインフレ率上昇で物価上昇の中期的な見 通しに不確実性が高まった一方で、雇用市場には減速の兆候が見られると指摘した。 ・米新規失業保険申請件数は1万件減の23万6000件だった。減少したものの、一 時解雇(レイオフ)されたより多くの人々が職探しに苦労していることから、6月の失 業率は上昇する公算が高い。市場予想は24万5000件だった。 ・米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、関税が大幅もしくは持続的なインフ レの急上昇につながらない可能性を示す証拠が増えており、秋に利下げを実施すること を正当化する一助になるという認識を示した。 ・5月の米国の財(モノ)の貿易収支は赤字が11.1%増の966億ドルとなった。 輸出の減少により拡大したものの、輸入の流入減を背景に第2四半期の国内総生産(G DP)に貿易が大きく寄与する公算が大きい。 ・第1四半期の米国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比0.5%減と、改定 値の0.2%減から下方修正された。個人消費の大幅な下方修正を反映したもので、ト ランプ米政権が掲げる大規模関税措置に起因する歪みが浮き彫りになった。 ・米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、関税措置でインフレが向こう数カ月間に わたり押し上げられる可能性が極めて高いと述べ、連邦準備理事会(FRB)の現在の 金融政策は今後起こり得る事態に対応するために適切との考えを示唆した。 ・5月の米中古住宅販売仮契約指数は72.6と、 前月から1.8%上昇した。予想 以上に上昇したものの、住宅ローン金利の上昇が依然として購入者にとって制約要因と なっている。市場予想は0.1%の小幅上昇だった。 ・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、トランプ大統領がパウエル連邦準備理事会 (FRB)議長の後任を指名するいかなる動きも、その候補者が承認されるまでは、金 融政策決定に「何の影響も及ぼさないだろう」と述べた。 ・5月の米耐久財受注は、商業用航空機の受注急増を背景に前月比16.4%増と大幅 に増加した。ただ、輸入関税による経済の不透明感が企業の設備投資を引き続き抑制し ている。市場予想は8.5%増。 MINKABU PRESS
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