LME市況=アルミは小幅続伸、銅・ニッケルは小幅安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物        3カ月物
    アルミ        2,596.57  +    1.35     2,597.50  +    2.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,050.69  -   67.98     9,869.00  -    9.00
    ニッケル      15,019.62  -   40.09    15,215.00  -   30.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2594ドルと小幅安で取引を開始。上海株が反発が支
援材料ながら米国と各国関税交渉見通し不透明感から下押され2588.50ドルの安
値まで軟化。アジアの時間帯は頭重い動きが続きながらも終盤に2600.50ドルの
高値まで浮上。しばらく2600ドル近辺でもち合ったが米国の時間帯が近づくと軟化
に転じ2590ドル台前半まで下押されたが、米政権との間で7月9日までの間に最大
12か国と貿易合意がまとまるとの見方が強まるなか、ニューヨークダウが堅調となっ
たことが好感されて買い優勢となり、プラスサイドに浮上して終えた。
 銅3カ月物は小幅続落。9876.50ドルと小安く始まった後、上海株の反発を受
けて9892.50ドルまで上昇した。その後は米国と各国の関税交渉の不透明感から
転売が膨らみ9840ドル台で高下。欧州の時間帯終盤に9812ドルまで軟化し、そ
の直後に買い戻されたが9850ドルが抵抗線として意識された。米トランプ政権と最
大12カ国との貿易合意が7月9日の期限までにまとまる見通しであることを明らかと
なったことでニューヨークダウが続伸したことを受けて終盤に浮上し、9870ドル台
に到達する場面も見られたものの、プラスサイドには届かずに終了。
 ニッケル3カ月物は小反落。1万5225ドルと売り優勢で始まったのち、他の非鉄
金属と同様、米関税交渉の見通し不透明感が重石となって軟化。一時、1万5260ド
ルまで浮上しプラスサイドに転じる場面も見られたが、米国の時間帯を迎えると軟化に
転じて1万5110ドルの安値を記録。1万5225ドルが上値抵抗線として意識され
る動きが続き小幅安で引けた。
今日の材料
・30日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は反発、20.20ポイント高の3444.43ポイント。
・欧州株は下落。投資家が通商協議の動向を注視する中、自動車、化学関連株が売り
 優勢。独DAX指数が0.51%の低下。
・6月のシカゴPMI 結果 40.4 予想 42.9 前回 40.5
・ドルは下落。ドル円は1ドル=143円台後半で下げ渋ったが、反発力弱く、144円水準
 でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは1ユーロ=1.1786ドルまで
 上伸し、2021年9月以来の高値をさらに更新。
・米国株は上伸。ニューヨークダウが275.50ドル高、ナスダック指数が96.27ポイント
 高(0.47%高)。
・ニューヨーク貴金属は金がドル安で反発。その他3品は下落。ニューヨーク原油は
 小幅安。
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