金・銀市況=金は反発、午後に入りドル建て現物相場の上昇で一段高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,390   +137    15,537  +153  : 3,331.56   +36.23
銀          170.0    0.0     168.5  -1.4  : 3,621.00   + 2.00
プラチナ     6,084   - 87     5,902  - 87  : 1,344.84   -20.60
パラジウム   5,300      0     5,300     0  : 1,109.71   -38.09
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.65   -0.22  ユーロ・ドル相場   1.1783  +0.0044
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【市況】
 金は反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場の堅調や円高一服を受けて押し目を買われた。先限は正午前に85円高で推移。午後
に入り、ドル建て現物相場の上昇で一段高となり、150円超の上昇でで引けた。
 銀は先限が下落し、1.4円安。その他は出来ず。帳入値は下落か、変わらず。
 前営業日比は、金標準、金ミニが130〜153円高、ゴールドスポットが119円
高、銀が3.0円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が1万6600枚、金ミニが7483枚、ゴールドスポットが
5207枚、銀が5枚。
【金は1回目の押し目底を確認】
 金先限は夜間取引の序盤に1万5333円まで下落。前日の安値1万5291円を試
す下げになる前に下げ幅を縮小し、夜間取引の終盤にプラスサイドに浮上した。日中取
引で一段高となり、午後に上げ幅を拡大し、1万5537円と今日の高値引け。日足は
は、先月23日以来の陽線引け。
 チャートからは1回目の押し目底を確認。ドルが対ユーロで2021年9月以来の安
値更新を継続しており、ドル安基調が鮮明になりつつあり、ファンダメンタルズからも
買いやすい。ただ国内市場は円高を警戒。
 米トランプ政権と最大12カ国との貿易合意が7月9日の期限までにまとまる見通し
が好感され、米国株は上昇し、金市場でもリスクオンの動きが強まる期待が持てる。米
長期金利低下も追い風。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上昇。きのうの海外市場は、米国の財政不安やドル安を受
けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3308.73ドルから、ドル安など
を受けて買い優勢となった。午前10時半過ぎに3320ドルを超え、午後に入り、
3331ドル台まで上げ幅を拡大した。3330ドル台では戻り売りで上げ幅を縮小も
3328ドル台で買い支えられた。その後、午後4時過ぎに3338ドル台まで上昇。
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