【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、円高一服が支援要因になったが、ドル建て現物相場の上げ一服 に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが46〜75円高、プラチナミニが 17.5円安〜70.5円高、プラチナスポットが100円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが9617枚、プラチナミニが634枚、 プラチナスポットが2083枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安見通しが支援】 プラチナはドル安見通しが支援要因になった。米国の財政不安や関税引き上げによる 景気減速懸念ででドル安が見込まれている。米上院は、トランプ大統領の看板政策を盛 り込んだ大規模な減税・歳出法案の採決を実施し、賛成51、反対50で可決された。 ただ5月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は37万4000件増の 776万9000件だった。市場予想は730万件だった。ドル安が一服し、プラチナ の上値を抑える要因になった。 プラチナ先限は6004円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相 場は1ドル=143円台前半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の1362.84ドルから、金の上 げ一服に上値を抑えられた。 午前11時現在、プラチナは1350.00ドル、パラジウムが1106.21ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1344.84ドル、パラジウムが 1109.71ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。