大阪9月限 日経225先物 39790 -100 (-0.25%) TOPIX先物 2827.0 -1.0 (-0.03%) 日経225先物(6月限)は前日比100円安の3万9790円で取引を終了。寄り付きは3万9500円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9660円)を割り込む形で売りが先行した。直後につけた3万9430円を安値に押し目狙いのロングの動きが入り、前場中盤にかけて3万9760円まで下げ幅を縮める場面もみられたが、終盤にかけては3万9600円を下回っての推移となった。 ランチタイムで3万9600円を挟んでの底堅さが意識され、午後に入ると再びロングが強まり、中盤にかけて3万9950円とプラス圏を回復する場面もみられた。ただし、4万円の大台には届かず、持ち高調整に伴うロング解消の流れにより続落で終えた。 日経225先物は朝方の下げでボリンジャーバンドの+1σ(3万9340円)に接近したことで、中盤にかけて自律反発狙いのロングが入ったとみられる。午後にリバウンドを試す動きもあったが、スキャルピング中心とみられ、4万円の大台回復とはならなかった。結局は+1σと+2σ(4万0180円)によるレンジ内での推移であり、トレンドの出にくい状況である。 ナイトセッションで+1σが3万9440円、+2σは4万0300円辺りまで上昇している。+1σが支持線として機能するようであれば、バンドに沿った形で下値を切り上げる動きになるため、押し目狙いのロングが入りやすくなりそうだ。一方で、+1σを明確に割り込んでくると、節目の3万9000円や25日移動平均線が位置する3万8590円辺りが射程に入ってくるとみておきたい。 また、リバウンド基調が強まる局面では+2σを意識しつつも、4万円の大台接近では戻り待ち狙いのショートが優勢になりそうである。過熱を冷ます調整は想定されていたが、2日間で1000円ほど下げる場面もあったことで、やや神経質にさせそうである。 指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]は+1σ水準まで調整したことで、リバウンドをみせてくるかが注目されよう。ハイテク株に買い戻しが入るようであれば、センチメントの改善につながりそうだ。 NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。一時13.99倍に低下する場面もみられており、200日線(14.04倍)を割り込んできた。ただし、+1σ(13.99倍)まで下げたことでNTショートの動きは落ち着き、その後は利益確定からNTショートの巻き戻しも入ったとみられ、200日線を上回って終えている。+1σまでの調整を経て、再びNTロングに向かうかを見極めたい。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万4402枚、ソシエテジェネラル証券が1万6056枚、サスケハナ・ホンコンが4404枚、JPモルガン証券が3348枚、ゴールドマン証券が2667枚、SBI証券が2570枚、バークレイズ証券が2113枚、モルガンMUFG証券が2090枚、みずほ証券が1741枚、日産証券が1364枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万4660枚、ソシエテジェネラル証券が2万2040枚、バークレイズ証券が6795枚、JPモルガン証券が6278枚、ゴールドマン証券が5530枚、モルガンMUFG証券が3748枚、ビーオブエー証券が2288枚、シティグループ証券が2259枚、UBS証券が1767枚、野村証券が1333枚だった。 株探ニュース
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