金・銀市況=金は続伸、午後は現物高で上げ幅を拡大し3ケタ高で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,537   +109    15,674  +118  : 3,357.19   +23.85
銀          170.0    0.0     168.5   0.0  : 3,678.80   +77.00
プラチナ     6,409   +270     6,211  +229   : 1,410.65   +55.25
パラジウム   5,200      0     5,200     0  : 1,138.59   +20.59
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.89   +0.07  ユーロ・ドル相場   1.1796  +0.0016
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【市況】
 金は続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場の軟調に上値を抑えられたが、先限は正午前に70円近い上げ幅を維持して推移。午
後に入り、ドル建て現物相場の再上昇から上げ幅を拡大。終盤も堅調に推移し、全限月
が3ケタ高を維持して引けた。
 銀の商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが109〜130円高、ゴールドスポットが136円
高、銀が変わらず。
 推定出来高は、金が1万8950枚、金ミニが7065枚、ゴールドスポットが
1665枚、銀が0枚。
【先限は1週間ぶりの高値をつけ、日足は3日連続の陽線引け】
 金先限は続伸。夜間取引の終盤に先月26日以来の高値となる1万5659円まで上
昇。日中取引で1万5570円まで上げ幅を縮小したが、小幅高状態を維持。午前11
時過ぎから再度、上げ幅を拡大し、終盤に1万5695円まで上げ幅を拡大し、先月
26日以来、1週間ぶりの高値をさらに更新した。高値を離れたが、日足は3日連続で
陽線引けとなった。
 今夜、6月の米雇用統計、明日からニューヨーク市場が米独立記念日の3連休となる
ため、見送りムードが根強く、出来高は伸び悩んだが前日比では増加。
 前日、発表された6月のADP米雇用は、事前予想の前月比9万2000人増に対
し、前月比3万3000人減となり、米労働市場がスローダウンしていることを裏付け
た。米金利引き下げ観測からドル安が進みやすい環境。今夜は米労働省の6月の米雇用
統計の発表がある。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は上昇。きのうの海外市場はADP全米雇用報告で雇用者数
が予想外に減少したことを受けて買い優勢となった。アジア市場は、朝方の3349.
24ドルから、利食い売りが出た。3340ドル台半ばで複数回、押し目買いが喚起と
なり、午後2時前に3350ドル超えとなった。ユーロドルの上昇に支援され、
3363ドル台まで上げ幅を拡大した。その後、高値を離れ、午後4時過ぎは3350
ドル台半ばで推移。
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