NY時間の終盤に入ってドル円は146円台前半と本日安値圏での推移となっている。ただ、前日突破した100日線の上の水準にあり、チャート的には底値を形成しそうな気配は堅持している状況。 午後に公表された6月分のFOMC議事録を受けて、ややドル安の反応が見られた。大半が関税の影響が物価上昇に持続的に及ぶリスクを指摘し、追加利下げへの慎重姿勢を示唆していた。一方、景気減速や労働市場の緩やかな悪化も指摘し、9月利下げについて予備的な議論を実施していたことも明らかになった。 その点では9月以降の利下げの可能性も滲ませる内容ではある。なお、2名の委員が7月の会合での利下げに前向きな姿勢を示していたが、恐らくボウマン理事とウォラー理事と思われる。 きょうのドルは方向感ない値動きとなったものの、引き続き市場は関税のニュースに神経質になる中、買い戻しの動きは続いている。関税の影響が米インフレを再上昇させ、FRBの利下げ期待を抑制すると見ているようだ。オプション市場でもドルは過去2週間で最も強気な水準で取引されているようだ。 ストラテジストは「関税関連のニュースが短期的にドルの支援材料になる可能性がある一方、不確実性の高まりや、企業・消費者が直面する輸入コスト上昇に起因する米成長減速、雇用悪化、金利低下見通し、米国への資本流入減少といった要因により、中期的にはドルは着実に弱含む」と述べている。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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