NY原油市況=反発、中東リスクや製品相場の上昇に支援される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/08     66.85       68.77       66.50       68.45        + 1.88
  2025/09     65.69       67.37       65.30       67.04        + 1.66
  2025/10     64.49       66.10       64.15       65.77        + 1.53
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              833,551             2,028,307    ( + 10,515)

                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/08     244.74    + 6.39
                            2025/09     240.87    + 6.75
         改質ガソリン       2025/08     218.70    + 3.46
                            2025/09     214.35    + 3.39

注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は1.66〜
1.88ドル高。その他の限月は1.01〜1.53ドル高。
 前日、石油輸出国機構(OPEC)プラス主要8カ国が9月も生産枠引き上げを継続
の可能性から2ドル近い下げで引けたが、この日はアジア時間から小反発となった。欧
州時間から上げ幅を拡大し、1ドル近い上げ幅を維持。
 日中取引では再びイスラエルによるイラン攻撃の可能性が懸念され、中東リスクから
の買い戻しの動きもあったとみられ上げ幅を拡大。欧米の株式市場が軟調に推移したが
圧迫要因だが、ガソリン、ヒーティングオイルの製品相場が堅調に推移したことにも支
援され、昨日の下げ幅をわずかに上回る上昇となった。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルとも上昇。ヒーティングオイルが前日の下げ幅を
大幅に上回る上昇となった。
今日の材料
・11日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、0.50ポイント高の3510.18ポイント。
・欧州株は軒並み下落。英国の5月のGDPが2カ月連続のマイナス成長となり、市場予
 想を下回ったことで英FTは売り注文が先行。独DAXはヘルスケア株が安い。
・イスラエルによるイラン再攻撃の可能性の懸念。
・トランプ米大統領がカナダから輸入される製品に35%の関税を課すとする書簡を公表
・グールズビー・シカゴ連銀総裁
 「新たな関税の脅しは利下げ遅らせかねない」、「FRBの指導者たちは政治的影響
 を排除するだろう」と発言。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=147円台半ばまで上昇。ユーロドルは前日のレンジ
 内での取引ながら売り優勢。1ドル=1.1662ドルで下げ渋るも軟調。
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