NYプラチナ市況=プラチナが続落、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1483.2     1492.5      1450.0      1453.8    - 28.2
         (26/ 1)  1487.5    1494.8      1453.4      1457.2    - 28.3
 パラジウム  (25/ 9)  1327.00    1356.00     1308.00     1326.90   +  2.50
         (25/12)  1330.50    1363.50     1320.00     1337.80   +  2.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          27,877         24,697        90,701       (+    585)
 パラジウム          4,272          4,147        20,819       (+    293)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          45,010.29  + 507.85
     前日  146.64/65   1.1750/52   ・ナスダック         21,020.02  + 127.33
     本日  146.48/50   1.1773/75   ・10年米国債利回り      4.39  +   0.05
・NY原油  (25/ 9)   65.25 - 0.06  ・SPDR保有金残高    954.80  +   7.74
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは続伸。前日比はプラチ
ナが29.8〜27.8ドル安、中心限月の10月限が28.2ドル安、パラジウムは
2.50〜2.70ドル高、中心限月の9月限は2.50ドル高。
 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、日米の関税合意を受けて押し目を買われ
た。欧州時間に入ると、利食い売りが出て軟調となった。日中取引では、ドル安を受け
て押し目を買われたが、金軟調を受けて戻りを売られた。
 パラジウム9月限は欧州時間に戻りを売られたが、日中取引ではドル安を受けて買い
戻し主導で上昇した。
 プラチナ10月限は時間外取引を1473.5〜1492.5ドルのレンジで推移
し、前日比6.4ドル安の1475.6ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、日
米の関税合意を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、利食い売りが出て軟調と
なった。
 日中取引では、ドル安を受けて押し目を買われたが、金軟調を受けて1477.7ド
ルで戻りを売られた。序盤の安値を割り込むと、1450.0ドルまで下落した。
 トランプ米大統領は日本との貿易交渉で合意した。米国が自動車への関税を引き下げ
る一方、日本側は米国向けに5500億ドル規模の投資や融資の枠組みを設けることな
どが盛り込まれた。米国と欧州連合(EU)の関税交渉では、15%に設定することで
合意する可能性があるという。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1315.50〜1346.50ドルのレンジで
推移し、前日比1.40ドル安の1323.00ドルとなった。9月限は高寄りしたの
ち、日米の関税合意を受けて堅調となった。欧州時間に入ると、戻りを売られた。
 日中取引では、時間外取引の安値を割り込み。1308.00ドルまで下落した。そ
の後は、ドル安を受けて押し目を買われると、買い戻し主導で1356.00ドルまで
上昇した。
 22日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比4万6251オンス増の
47万1551オンス、パラジウムは1万5884オンス増の6万4993オンス。
今日の材料
・日本との定期首脳協議のため来日中の欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委
員長は、EUと日本は経済的威圧や不公正な貿易慣行への対応で、より緊密に協力して
いく方針を示した。
・ベセント米財務長官は、トランプ政権はパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の後
任となる新議長の指名を急いでいないと述べた。
・6月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.7%減の393万戸と、9カ月ぶ
りの低水準となった。予想以上に減少し、住宅市場の低迷が深刻化している可能性を示
唆した。
・7月のユーロ圏の消費者信頼感指数速報値はマイナス14.7と、前月のマイナス
15.3から0.6ポイント上昇した。市場予想はマイナス15.0だった。
・欧州連合(EU)が米国と進めている貿易交渉について、米国がEUに対する包括的
な関税率を15%に設定することで合意する可能性があることが、複数の外交筋の話で
分かった。
・トランプ米政権は、人工知能(AI)に関する新たな政策計画を発表した。AIを巡
る環境規制緩和や、米国企業によるAI技術の輸出の容易化とリスク軽減を目指す内
容。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。