NYプラチナ市況=続落、ドル高や金軟調が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1448.1     1454.0      1412.0      1422.8    - 17.7
         (26/ 1)  1450.6    1454.9      1416.7      1425.8    - 17.7
 パラジウム  (25/ 9)  1288.00    1296.50     1250.50     1254.70   - 33.90
         (25/12)  1303.50    1308.50     1262.00     1266.50   - 33.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,462         28,251        90,999       (+    298)
 パラジウム          5,389          4,351        20,724       (-     95)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,901.92  + 208.01
     前日  146.96/98   1.1751/53   ・ナスダック         21,108.32  +  50.36
     本日  147.64/66   1.1740/42   ・10年米国債利回り      4.38  -   0.03
・NY原油  (25/ 9)   65.16 - 0.87  ・SPDR保有金残高    957.09  +   2.29
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。前日比はプラチナが18.5〜17.2ドル
安、中心限月の10月限が17.7ドル安、パラジウムは33.90〜33.00ドル
安、中心限月の9月限は33.90ドル安。
 プラチナ10月限は続落。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入
ると、手じまい売りが出て下げ幅を拡大した。日中取引では、金軟調が圧迫要因になっ
たが、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
 パラジウム9月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1417.4〜1454.0ドルのレンジで推移
し、前日比22.2ドル安の1418.3ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、
ドル安が支援要因になったが、金軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、手じまい
売りが出て下げ幅を拡大した。
 日中取引では、1412.0ドルまで下落したのち、ドル高一服が下支えになった。
その後は、金軟調を受けて戻りを売られたが、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
 トランプ米大統領が、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長を解任するつもりはな
いと明言した。6月の米耐久財受注は9.3%減と前月の16.5%増から反転した。
市場予想は10.3%減。一方、欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委
員長は米大統領と27日にスコットランドで会談し、米・EUの貿易関係を巡り協議す
る明らかにした。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1251.50〜1296.50ドルのレンジで
推移し、前日比31.60ドル安の1257.00ドルとなった。9月限は安寄りした
のち、他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大し
た。
 日中取引では、買い戻されて1283.50ドルまで戻したが、他の貴金属の軟調を
受けて戻りを売られると、1250.50ドルまで下落した。その後はドル高一服が下
支えになった。
 24日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比2万7817オンス減の
51万5552オンス、パラジウムは198オンス減の6万4795オンス。
今日の材料
・7月の独IFO業況指数は88.6と、前月の88.4から上昇、昨年6月以来の高
水準となった。市場予想の89.0は下回った。
・欧州中央銀行(ECB)によると、6月のユーロ圏銀行融資は過去2年間で最も速い
ペースで増加した。金利低下と経済の安定により緩やかな回復が続いている。
・欧州中央銀行(ECB)理事のビルロワドガロー仏中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ
は抑制されており、米国の貿易関税引き上げがインフレを押し上げる可能性は低いとの
見方を示した。
・6月の米耐久財受注は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財
から航空機を除く)の受注が前月比0.7%減となった。予想外に減少し、関税導入を
控えた前倒しの動きによる効果が薄れ、企業の設備投資が後退していることを示唆し
た。市場予想は0.2%増。米耐久財受注は9.3%減と、こちらも前月の16.5%
増から反転。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏の成長見
通しは若干改善したものの、9月の次回ECB理事会までにまだ多くのことが起こる可
能性があることから、「着実に対応」する必要があるとの考えを改めて示した。
・トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザの停戦交
渉でのイスラム組織ハマスの対応に不満を表明し、交渉を断念する構えを示した。
・欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長はトランプ米大統領と27
日にスコットランドで会談し、米・EUの貿易関係を巡り協議する明らかにした。
・米連邦準備理事会(FRB)は、トランプ大統領が本部を視察した際に、建物2棟の
改修工事を完了を後押しする発言をしたことに「感謝」の意を示した。
・ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大
統領の首脳会談は和平合意を締結する最終段階にならないと開催できないとの見解を示
した。
・トランプ米大統領は、ドル相場が強いことを好むとしながらも、ドル相場が弱くなれ
ば米国の製造業部門がまず恩恵を受け、「多くの金を稼げる」と述べた。
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