NYプラチナ市況=プラチナが小幅続落、パラジウムは反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1433.7     1467.0      1414.9      1419.8    -  3.0
         (26/ 1)  1434.7    1467.1      1418.9      1423.7    -  2.1
 パラジウム  (25/ 9)  1259.00    1302.00     1257.50     1291.60   + 36.90
         (25/12)  1283.00    1314.00     1277.50     1303.70   + 37.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          30,396         23,924        88,775       (-    937)
 パラジウム          5,595          5,622        20,465       (-    394)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,837.56  -  64.36
     前日  147.64/66   1.1740/42   ・ナスダック         21,178.59  +  70.27
     本日  148.53/55   1.1586/88   ・10年米国債利回り      4.41  +   0.03
・NY原油  (25/ 9)   66.71 + 1.55  ・SPDR保有金残高    957.09      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続落、パラジウムは反発。前日比はプ
ラチナが3.4〜1.8ドル安、中心限月の10月限が3.0ドル安、パラジウムは
36.30〜37.20ドル高、中心限月の9月限は36.90ドル高。
 プラチナ10月限は小幅続落。時間外取引では、米株価指数先物の上昇を受けて買い
優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高に上値を抑えられたが、買い戻し主導で上値
を伸ばした。日中取引では、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。
 パラジウム9月限はドル高を受けて戻りを売られたが、買い戻し主導で地合いを引き
締めた。
 プラチナ10月限は時間外取引を1428.6〜1467.0ドルのレンジで推移
し、前日比35.2ドル高の1458.0ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、
米株価指数先物の上昇を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高に上値を
抑えられたが、買い戻し主導で上値を伸ばした。
 日中取引では、ドル高や金軟調を受けて戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込
むと、テクニカル要因の売りが出て1414.9ドルまで下落した。
 米国と欧州連合(EU)の関税合意や米中の通商協議の休戦延長見通しが伝えられ
た。米株価指数先物が時間外取引で上昇したことが支援要因になった。ただ今週の重要
イベントを控えてドル高に振れるなか、戻りを売られた。米連邦公開市場委員会(FO
MC)では金利据え置くが見込まれており、米国と各国の関税交渉は8月1日に期限を
迎える。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1257.50〜1296.50ドルのレンジで
推移し、前日比32.30ドル高の1287.00ドルとなった。9月限は高寄りした
のち、米株価指数先物の上昇を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高に
上値を抑えられたが、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引では、1302.00ドルまで上昇した。その後は、ドル高を受けて戻りを
売られたが、1263.00ドルで下げ止まると、買い戻されて1299.50ドルま
で上昇した。
 25日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの51万5552
オンス、パラジウムは変わらずの6万4795オンス。
今日の材料
・トランプ米大統領は、米国と関税を巡り個別に協議しない貿易相手国・地域につい
て、大半の場合、米国が課す関税率は15〜20%になるとの見方を示した。4月に示
した10%を上回る水準となる。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は、EC
Bは追加利下げを急いでおらず、9月の理事会で利下げに踏み切るには経済に予想外の
大きな変化が必要との見解を示した。
・トランプ米大統領は、米国が先月攻撃したイランの核施設について、イラン政府が再
稼働を試みた場合、新たな攻撃を命じる可能性があると警告した。
・カナダのカーニー首相は、米国との貿易交渉は「緊迫した局面」にあるとし、「関税
が一切かからないという合意に至る可能性は低い」という認識を改めて示した。
・トランプ米大統領は、ロシアが50日以内に和平合意に応じなければロシアに制裁を
科すと表明していたことについて、この期限を10─12日に短縮すると述べ、ウクラ
イナに侵攻しているロシアに対する圧力を強めた。
・ロシアのプーチン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行い、シリア
とイラン情勢について協議した。
・米中が関税を巡り スウェーデンの首都ストックホルムで開いている閣僚協議は、1
日目の討議を終えた。 米財務省報道官が明らかにした。
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