ゴム午前=売り先行、上海安を嫌気し12月限は315円割れ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は売り先行。寄り付きでは、上海夜間安を受けて売りが先行しする展
開となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を拡大したことを受けて、一
段安となっている。TSR20は出来ず。

 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比8.1〜0.8円安。活発限月12
月限は同8.1円安の314.5円、期先26年7月限は出来ず、推定出来高は354
枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限と1月限が約定し、300ポイ
ント安〜変わらず、推定出来高は1095枚(前日夜間取引含む)。

【12月限は315円割れ】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海ゴムの下落を背景に売りが先行している。
活発限月の12月限は、上海ゴムが日中取引で下げ幅を拡大したことを受けて、節目の
315円を割り込み、314.3円まで一時下落した。

 12月限の下値のメドだが、6月23日の安値291.9円から7月25日の高値3
35.0円までの上昇の半値押しがある313.4円や節目の310円が意識される。
直近のゴムの上昇にファンダメンタルズからの裏付けがなかっただけに、押し目買いも
限られているようだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は売りが先行する展開
となり、4.2〜1.9セント安で推移している。
 上海ゴムは大幅安。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業
日比305元安の1万4690元で推移している。

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