[今夜の視点]シカゴコーン=輸出面の下支え要因が続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は小幅もみ合い。12月限は410〜411セント台での小
浮動。1日は米国産の良好な作柄や米雇用統計発表後の米株や原油の急落などに圧迫さ
れる一方、ドル安進展やおう盛な輸出需要が下支え要因となった。今夜は引け後に生育
進度や作柄が発表されるため、それを前にして弱気ムードが広がりそうだが、場中に発
表される週間輸出検証高の数値、さらにはデイリー報告で大口輸出成約がさらに続くか
否かに注目したい。

 1日のシカゴは下落。引き続き米国産の順調な生育や小麦安が圧迫要因となったが、
この日のデイリー報告で、2件の仕向け地不明の大口輸出成約が発表されたことが下支
え要因となるなか、7月の米雇用統計発表後に米株や原油が急落したことは大幅なドル
安進展にある程度相殺される形で大きな弱材料とはならなかった。
 12月限は410.00セントまで下落した後、引けは410.75セントとあまり
戻さなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 23:00 耐久財受注 2025年6月確報値(商務省)
【経済】 23:00 製造業新規受注 2025年6月(商務省)
【農産】 8/5 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 8/5 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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