貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて小幅高 となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調とな ろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は14.88ドル高 の3374.58ドル、銀が19セント高の3737セント、プラチナが11.48ド ル高の1329.08ドル、パラジウムは3.52ドル安の1206.22ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=146.82/84円で、前営業日の 大引け時点から0.78円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万6100円前後、銀は175.0円前後、プラチナ は5870円前後、パラジウムは5700円前後。 【NY金は米国債の利回り低下などが支援】 金はきのうの海外市場は、米国債の利回り低下などを受けて買い優勢となった。 金は米国債の利回り低下などが支援要因になった。予想以下の米雇用統計を受けて米 連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ観測が戻ったことが背景にある。またクーグラ ー米連邦準備理事会(FRB)理事の辞任表明を受け、パウエル米FRB議長の影響力 が薄れるとの見方や、米大統領の労働省労働統計局局長解任で経済指標の独立性が脅か されるとの見方が強まり、ドル安が懸念された。一方、6月の米製造業新規受注は前月 比4.8%減少した。民間航空機の受注が大幅に減った。 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、労働市場の軟化を示す証拠が多く出 ている一方で、米政権が掲げる関税措置に起因するインフレが持続する兆候は出ていな いことを踏まえると、利下げの時期が近づいているとの考えを示した。 シティーグループのリポートで、今後3カ月の金価格の見通しを3300ドルから 3500ドル、レンジ見通しを3100〜3500ドルから、3300〜3600ド ルに上方修正した。シティは「米経済成長と米関税政策を受けたインフレを巡る懸念 は、 2025年後半も高まったままだ。これらの要因に加えてドル安も重なり、金相 場は緩やかに上昇し、最高値を更新する可能性が高い」とした。 銀はきのうの海外市場は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 【プラチナは金堅調や米国債の利回り低下が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、金堅調や米国債の利回り低下を受けて買い優勢と なった。 プラチナは金堅調や米国債の利回り低下が支援要因になった。米連邦準備理事会(F RB)の9月利下げ観測が続いている。一方、インド外務省報道官は、米国と欧州連合 (EU)がロシア産原油の購入を巡りインドを「標的」にするのは「不当かつ不合理」 と表明した。トランプ米大統領は、インドによるロシア産原油の購入を改めて非難し、 インドに対する関税を「大幅に引き上げる」と警告している。 <今日の予定> ・金融政策決定会合議事要旨公表 6月16-17日分(日本銀行) ・中国サービス業購買担当者景況指数 2025年7月(財新) ・ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2025年7月確報(Markit) ・ユーロ圏生産者物価指数 2025年6月(EUROSTAT) ・米貿易収支 2025年6月(商務省) ・米非製造業景況指数 2025年7月(ISM) MINKABU PRESS 東海林勇行
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