NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは下落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1330.6     1362.4      1320.1      1339.9    +  9.3
         (26/ 1)  1330.0    1368.6      1328.0      1347.2    +  9.0
 パラジウム  (25/ 9)  1190.00    1193.50     1142.50     1147.60   - 56.10
         (25/12)  1203.00    1204.00     1158.50     1161.30   - 55.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          22,801         22,941        80,547       (-    905)
 パラジウム          8,050          5,272        19,043       (+    137)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,193.12  +  81.38
     前日  147.58/60   1.1573/75   ・ナスダック         21,169.43  + 252.88
     本日  147.39/41   1.1656/58   ・10年米国債利回り      4.22  +   0.02
・NY原油  (25/ 9)   64.35 - 0.81  ・SPDR保有金残高    955.94  +   1.14
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは下落。前日比はプラチ
ナが7.5〜9.3ドル高、中心限月の10月限が9.3ドル高、パラジウムは
56.10〜51.70ドル安、中心限月の9月限は56.10ドル安。
 プラチナ10月限は反発。時間外取引は、押し目を買われて堅調となった。欧州時間
に入ると、上げ一服となった。日中取引では、ドル安や金の下げ一服を受けて押し目を
買われた。
 パラジウム9月限は景気の先行き懸念などを受けて売り優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1320.1〜1344.2ドルのレンジで推移
し、前日比5.0ドル高の1335.6ドルとなった。10月限は変わらずで寄り付い
たのち、押し目を買われて堅調となった。欧州時間に入ると、上げ一服となった。
 日中取引では、ドル安や金の下げ一服を受けて押し目を買われた。時間外取引の高値
を突破したことや、押し目を買われたことを受けて1362.4ドルまで上昇した。
 6月のユーロ圏の小売売上高は前年比3.1%増と、市場予想の2.6%増を大幅に
上回った。また米国のロシア制裁の発動期限が8日に迫っている。米政権のウィットコ
フ中東担当特使がロシアを訪問した。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1166.50〜1193.50ドルのレンジで
推移し、前日比33.20ドル安の1170.50ドルとなった。9月限は安寄りした
のち、ドルの小動きを受け、もみ合いとなった。欧州時間に入ると、景気の先行き懸念
などを受けて売り優勢となった。
 日中取引では、時間外取引の安値を割り込み、テクニカル要因の売りが出た。
1142.50ドルまで下落した。
 5日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの56万5940オ
ンス、パラジウムは変わらずの9万5933オンス。
今日の材料
・6月のユーロ圏の小売売上高は前年比3.1%増と、市場予想の2.6%増を大幅に
上回った。貿易を巡る不確実性の中でも、内需回復を背景に域内経済が底堅さを維持し
ていることが改めて浮き彫りとなった。
・6月の独鉱工業受注は前月比1%減少し、予想に反してマイナスとなった。2カ月連
続の減少。国外の需要減退が要因で、関税引き上げによる対米輸出の影響でこの傾向は
続く見通しだ。市場予想は1.0%増、5月は1.4%減から0.8%減に上方修正さ
れた。
・米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、関税措置で米国のインフレ率が押し上
げられ続けるかは分からないものの、米経済の減速を受け、連邦準備理事会(FRB)
は近い将来に利下げを実施しなければならない可能性があると述べた。
・トランプ米大統領は、インドがロシア産原油を直接または間接的に輸入しているとし
て、インドからの輸入品に25%の追加関税を課す大統領令に署名した。これまでに発
表している25%の相互関税に上乗せされ、インド輸入品に対し最大50%の関税が課
されることになる。追加関税は7日から21日後に発効する。
・スイスのケラーズッター大統領は、訪問先の米ワシントンでルビオ米国務長官と会談
した。米国はスイスに提示した39%の関税回避に向けた合意の一環として、エネルギ
ーおよび防衛製品の輸出拡大を求める公算が大きい。
・ブラジル政府は、米国がブラジルに課した関税を巡り世界貿易機関(WTO)に協議
の実施を要請した。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ米大統領と電話会談を行い、ロシアを
訪問した米政権のウィットコフ中東担当特使について協議したと明らかにした。欧州諸
国の首脳もこの電話会談に参加したという。
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