<大豆> シカゴ大豆11月限は7月25日以降、続落となり今月6日に981.25セントま で値を落とした後、7日に反発している。 米中西部産地ではコーン・大豆の生育に理想的な天気が続いており、日増しに豊作の 可能性が高まっている。大豆の場合、降霜被害が発生する恐れがあるため天候リスクは 残されているものの、現時点では天候リスクに対する警戒感は薄い。 12日に米農務省(USDA)月例需給報告が発表される。事前予想では米国の25 /26年度の生産量予測上方修正が見込まれているが、予想外の発表が見られない限 り、豊作観測が重石となろう。1000セントを目先の抵抗線になるかに注目。 <コーン> シカゴコーン12月限は今月4日から6日にかけて一代の安値を更新する場面が続い た後、7日には反発に転じた。 米中西部産地では順調、良好な生育を維持したまま生産量に最も影響を与えると開花 〜受粉期を終えたうえ、8月上旬は生育に理想的な天気に恵まれたことでており豊作は 確実視されている。 一方の需要は輸出が好調となっていることが買い支援要因。一代の安値を更新し続け た後で豊作見通しは織り込み感が強い。7日の反発は自律反発の域。 12日に発表される米農務省(USDA)月例需給報告で事前予想を上回る生産量予 測が発表されない限り、ここからの下げ余地は乏しいと考える。月例需給報告次第では あるが、目先は400セント前後での値固め局面で低迷場面が続きそうだ。 MINKABU PRESS
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