●週間見通しゴム、需要不安で戻り売り優勢=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は320円水準でやや上値の重い展開になった。世界経済の減速がゴム需要にネ
ガティブな影響を与えるとの警戒感が優勢だった。8月7日にトランプ米政権の新関税
が発動したが、その影響で世界経済の減速傾向が一段と強まるとの警戒感が広がった。
特に目立った売買材料が見当たらなかったことで大きな値動きには発展しなかったが、
下値を切り下げている。産地では豪雨も報告されているが、供給リスクの織り込みは見
送られている。
 今週も戻り売り優勢の展開が続く見通し。需要不安が強く、先高感の形成が難しい。
新規売買材料を欠くことで大きな値動きには発展しづらいが、関税による世界経済の減
速懸念を織り込む展開が維持され様。8月15日に中国の7月経済指標が発表されるた
め、中国経済の停滞が確認されると8月下旬の下振れリスクが高まる。円相場の値動き
が激しくなっていることには注意が必要。
 予想レンジは310〜330円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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