−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,404.7 -86.6 シカゴ大豆 2025/11 1,011.25 +23.75 NY銀 2025/ 9 3,778.7 -75.5 シカゴコーン 2025/12 407.75 +2.25 NYプラ 2025/10 1,343.5 + 3.9 NY原油 2025/ 9 63.96 +0.08 NYパラ 2025/ 9 1,159.60 +16.20 ドル・円 148.08 +0.30 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148円台前半に上昇 NY為替市場、ドル円はじり高の展開を続けており、148円台を回復した。本日の 為替市場はドル高の動きが優勢となり、ドル円も買い戻しが出ている。慎重ではある が、148円台での売り物をこなしていたようだ。特段のドル買い材料は見当たらない が、明日の米消費者物価指数(CPI)を前にした調整が出ている模様。 明日の7月分の米CPIはコア指数で前月比0.3%、前年比3.0%が見込まれて おり、6月分に引き続き関税の影響から、前回よりも高めの数字が予想されている。予 想を上回る内容だった場合、今月の米雇用統計を受けて再度高まったFRBの早期利下 げ期待に何らかの変化が出るリスクを警戒している模様。 ストラテジストはレポートで、今週の米インフレ指標が今週のドル相場の行方を左右 する重要材料になると指摘。想定以上に高めの数字が出れば、FRBの利下げ観測を変 動させる可能性があるという。「インフレが予想を下回れば利下げ期待が高まり、最近 のドル安が一段と進む可能性がある一方、インフレが予想以上に上昇すればFRBの姿 勢に不透明感を与え、米国債利回りを支える可能性がある」という。その場合、ドルは 短期的に反発する展開もあり得ると述べている。 ◎NY貴金属=金は反落、混乱回復やドル高が圧迫 ニューヨーク金、銀は反落。 金12月限は反落。時間外取引では、米政権がスイスからの金輸入に関税はかからな いとしたことを受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて売り優勢 となった。日中取引では、12日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えてドル高 に振れたことを受けて軟調となった。 銀9月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ10月限は反発。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入 ると、ドル高を受けて売り優勢となった。日中取引では、買い戻し主導で上昇した。 パラジウム9月限はドル高に上値を抑えられたが、日中取引では買い戻し主導で上昇 した。 ◎LME=アルミ・銅は米CPIを控えた転売を受け軟調、ニッケルは続伸 アルミ3カ月物は続落。2606ドルで小安く取引を開始。米中間の関税一時停止措 置の延長観測の強まりを受けたアジア株高・銅高が手掛かりとなって浮上。2624ド ルの高値に達したが、その後に崩れて一気に2600ドルを割り込んだ。欧州の時間帯 はさらに下値を探る動きとなり一時2588.50ドルまで軟化。米国の時間帯も7月 の米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控え、玉整理基調が強まり転売が膨ら むなか引けにかけて軟化。引け直前に2583ドルの安値を記録し、安値に近い水準で 引けた。 銅3カ月物は反落。9755ドルで取引を開始した後は、8月12日に期限を迎える 米中の関税措置の一時停止措置も再び延長されるとの見方が強まるなか中国上海株が堅 調となったことを受けて上値追いとなった。アジアの時間帯後半に7月31日以来の高 値となる9796ドルに達した。欧州の時間帯入りにするに伴い値位置を切り下げ97 50〜9760ドルのレンジを中心に高下した後、更に軟化し9708ドルの安値に達 した。安値で買い戻されたものの12日に発表の7月の米消費者物価指数(CPI)を 前に玉整理の動きが広がり米株が軟化したことが重石となって終盤に売り直され、この 日の安値圏で取引を終えた。 ◎NY原油=小幅高、米ロ首脳会談を控えて下げ一服 ニューヨーク原油の期近は小幅高。 今週末15日のトランプ米大統領とロシアのプーチン大統領のアラスカ会談を控え て、先週にかけての下げが一服した。先週末8日を期限として、ウクライナ戦争を止め ようとしないロシアに対して米国は追加制裁を警告していたものの、トランプ米大統領 は対応についてプーチン大統領次第であると発言し、制裁発動を見送った。トランプ米 大統領はプーチン大統領との会談について手探りであると述べ、合意ありきの会談では ないことを示唆している。 改質ガソリンの期近3限月は反落。ヒーティングオイルの期近は続伸した。ヒーティ ングオイルを含む留出油の供給不足が警戒されている。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は期近から大幅反発、コーンは揃って反発 大豆は期近から大幅反発。 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は前週を下回ったものの、米中間の関税 措置の90日延長措置へトランプ大統領が署名したと伝えられたことや、トランプ大統 領が中国に対して大豆の輸入拡大を求めたことが好感されて買い優勢となった。11月 限は7月31日以来の水準まで浮上した。 コーンは揃って反発。 米農務省(USDA)が発表した週間輸出検証高が前週を上回り米コーン輸出が好調 を維持していることが好感されたうえ、大豆が大幅高となったことに追随高となった。 ただ、米産地では好天が続き豊作が確実視されているうえ、USDA月例需給報告での 生産量引上げ観測が重石となり上げ幅は限られた。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。