●短期見通し金、改めて下値を固める展開に＝マーケットエッジ

　米国が金地金に輸入関税を課すか否かで乱高下したが、この問題は終息に向かう見通
し。改めて米金融政策環境が注目され、利下げ期待が維持されると３４００ドル台で下
値を固め、３５００ドルを窺う展開になろう。特に金上場投資信託（ＥＴＦ）買いがみ
られると、地合が引き締まりやすくなる。米関税で世界経済の減速懸念が強くなってい
ることもポジティブ。１２日に発表される７月米消費者物価指数をどのように消化する
のかで、大きく荒れる可能性を抱えるが、押し目買い優勢の地合は崩れない見通し。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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