週末を挟んで米国の関税が金地金にも適用されるか否かを巡って混乱がみられた。英 紙フィナンシャル・タイムズは、スイス宝飾業者からの問い合わせに対して、米当局が 1 けてNY金先物相場は過去最高値を更新した。製錬施設が集中するスイスからの関税は 39%であり、米国内の金価格を一変させるリスクが警戒された。しかし、その後に公 表された米当局の文書では、地金に対して加工を行ったものが半製品として課税対象に なったことが確認されている。ホワイトハウスは8日に近く公式見解を出すと予告した が、11日にトランプ大統領は金が課税の対象外であることを明確に示している。8日 にリースレートが若干上昇していたが、11日には元の状態に戻している。 これで関税を巡る騒動は一巡し、改めて金市場の焦点は米金融政策見通しや景気動向 にシフトすることになる。まずは、12日に発表される7月米消費者物価指数が米金融 政策見通しに与える影響が注目される。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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