プラチナ午前=プラチナは続伸、NY高や円高一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まった。その後は上げ一服となったが、ドル建て現物相場の押し目を買われたこと
や円高一服を受けて地合いを引き締めた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが24〜71円高、プラチナミニが
30.0円安〜28.0円高、プラチナスポットが53円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが2411枚、プラチナミニが272枚、
プラチナスポットが396枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安が支援】
 プラチナはドル安が支援要因になった。7月の米消費者物価指数(CPI)は前年比
2.7%上昇した。伸びは前月から横ばいで、市場予想の2.8%を下回った。コア指
数は前年比3.1%上昇。前月の2.9%上昇から加速し、予想の3.0%上昇を上回
った。米連邦準備理事会(FRB)の9月利下げ観測が強まった。株高も支援要因であ
る。一方、ベセント米財務長官は、米中の通商当局者が今後2〜3カ月内に再度会談
し、両国の経済関係の将来について協議すると述べた。
 プラチナ先限は5872円まで上昇した。ニューヨーク高や円高一服が支援要因にな
った。円相場は1ドル=147円台後半で円高が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1339.56ドルから、金軟調
につれ安となったが、押し目は買われた。
 午前11時現在、プラチナは1341.74ドル、パラジウムが1127.82ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1332.26ドル、パラジウムが
1146.73ドル。
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