シカゴ大豆市況=軒並み続伸、米需給引き締まり観測が引き続き買いを支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/08   1,013.50    1,025.50    1,013.50    1,023.50     +11.75
   2025/09   1,009.00    1,026.75    1,008.75    1,024.00     +11.25
   2025/11   1,029.50    1,047.25    1,028.00    1,044.25     +11.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       194,642         593,087         880,351  (-  2,435)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(8月19日〜8月23日)
 コーンベルト西部の気温は平年並み〜上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並み〜上回る。雨量は平年並み。
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 大豆は軒並み続伸。終値の前営業日比は3.00〜12.00セント高。中心限月の
11月限は11.50セント高の1044.25セント。

 前日に発表された米農務省(USDA)月例需給報告で25/26年度米需給引き締
まり観測と中国による米国産大豆輸入増加期待が前日に続いて強気材料視されるなか買
い優勢となった。12月限は7月3日以来の水準まで浮上し7月半ばから8月上旬にか
けて記録した下げ幅を今週に入ってからの3営業日の続伸で相殺した。
 シカゴ大豆11月限は1029.50セントで取引を開始した直後に1028セント
の安値を付けたがすぐに浮上。アジアから欧州の時間帯にかけてのほとんどを1040
セント前後で高下した。シカゴの時間帯にやや値を落としたところを買い戻されて終盤
には1047.25セントの高値を記録。高値からはやや値を落としたが、高値圏を維
持して終えた。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは東部の乾燥していた地域で続いてた慈雨が止んだものの、この雨に
より生育環境は改善。
 今後、週後半にはプレーンズ中部で気温が上昇し最高気温は36℃に達する見込み。
中西部のほとんどの地域も気温が上昇するが、高すぎるほど気温が上昇することはない
だろう。週末には寒冷前線の影響でコーンベルト北部では気温が低下し降雨が発生する
見込み。プレーンズ中部および南部、コーンベルト南部は今後5日間は概ね降雨の発生
は無いだろう。
 8月18〜22日は気温及び雨量は全国的に平年並〜平年を上回る見通し。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズではダコタ州東部で気温がていか しているがその他の地域では気温が上
昇し、穀物の収穫や成熟が進行。
 南部では未成熟の穀物にとって慈雨が発生。

 大豆製品は、大豆粕、大豆油は揃って上伸。大豆粕はこれまで低迷した後で買い戻す
動きが広がり上げ幅が大きくなった。大豆粕、大豆油の当限8月限は14日に納会を迎
える。
 大豆粕12月限は前日比5.40ドル高の297.30ドル。
今日の材料
・コーンベルトでは東部の乾燥していた地域で続いてた慈雨が止んだものの、この雨
 により生育環境は改善。
・中西部北部では週末に寒冷前線の影響で気温が低下し降雨が発生する見込み。
・プレーンズ中部および南部、コーンベルト南部は今後5日間は概ね降雨の発生は
 無いもよう。

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