ゴム午前=総じて軟調、上海ゴムが小動きで1月限は小幅な下げでもみあい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて軟調。夜間取引では、直近の上昇に対する、調整安となっ
た。日中取引の寄り付きでは、上海夜間が小動きとなったことから、夜間取引の引けと
同値圏で推移した。ただ、夜間取引で下げ幅の大きかった一部の限月は下げ幅を縮小し
た。中盤に入ると、上海ゴムが小動きとなる中、中心限月の1月限はもみあいとなって
いる。TSR20は出来ず。
 午前11時43分現在のRSS3号は前営業日比3.0円安〜2.0円高。活発限月
1月限は同0.3円安の324.1円、期先26年7月限は出来ず、推定出来高は39
8枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は1月限のみ約定し、同15ポイント
高、推定出来高は31枚。

【産地相場は小動き】
 8月に入りレンジ相場の下限から下放れつつある産地相場だが、現状はやや下げ渋り
をみせている。8月13日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオフ
ァー価格は、前営業日比0.01バーツ高の70.23バーツが提示されている。タイ
オファーは、6月6日以降、72〜73バーツ台を中心として値動きが続いていたが、
8月1日に71バーツ台に下落すると、その後は70〜71バーツ台での取引となって
おり、レンジが下方移動した。
 現状、70バーツ割れは回避されているが、上海ゴムが地合いを緩めるようなら、中
国勢が買いが引き、70バーツを割り込む可能性があるので注意したい。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号が出来ず。TSRは20は買いが買い優勢とな
り、1.0〜1.2セント高で推移している。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比20元安の1万5845元で推移している。

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