18日の東京株式市場は終始堅調な地合いとなり、日経平均株価は連日で最高値を更新。4万3000円台後半まで上値を伸ばした。 大引けの日経平均株価は前営業日比336円00銭高の4万3714円31銭と続伸。プライム市場の売買高概算は21億88万株、売買代金概算は5兆28億円。値上がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は443、変わらずは48銘柄だった。 きょうの東京市場はリスク選好の地合いが継続した。前週末の米国株市場ではNYダウが小幅に反発したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落となり、やや買い手控えムードも意識されている。しかし、東京市場は日経平均が先物主導で終始頑強な値動きで4万3000円台後半での推移となった。トランプ米大統領が半導体関税を近く公表する意向を表明したことから、前週末は米半導体株が軟調となり、東京市場でも半導体製造装置関連などに売りが目立った。しかし、全体相場は途中伸び悩む場面はあったものの、強調展開を維持した。値上がり銘柄数はプライム市場全体のほぼ7割を占めたが後場に入り数はやや減少している。売買代金はわずかながら5兆円を上回り、きょうで8営業日連続で5兆円を上回る水準をこなした。 個別では、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が高く、同2位となったサンリオ<8136>も大幅な上値追いが続いている。三菱重工業<7011>が堅調、IHI<7013>も上昇した。古河電気工業<5801>やフジクラ<5803>も買いが優勢。トヨタ自動車<7203>も頑強。電算システムホールディングス<4072>、アステリア<3853>がストップ高に買われ、スズキ<7269>が急騰。野村マイクロ・サイエンス<6254>の上げ足も目立つ。井関農機<6310>も値を飛ばした。三越伊勢丹ホールディングス<3099>も活況高。 半面、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>などが売りに押され、ソニーグループ<6758>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも下落した。東京電力ホールディングス<9501>など電力株が総じて安く、東京海上ホールディングス<8766>も売りが優勢だった。WOWOW<4839>、アンビスホールディングス<7071>が急落、TOKYO BASE<3415>も大幅安。 出所:MINKABU PRESS
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