[本日の見通し]石油=下げ幅縮小、API統計に関心薄い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は下げ幅を縮小。5万9390円まで切り
返し、下げをほぼ消した。

 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比240万
バレル減となった。ガソリンや留出油の在庫が増加したことからすれば、製油所稼働率
が引き続き高水準を維持しており、製品が十分に供給されている可能性がある。ただ、
夏場の需要期が終わろうとしているなかで、ガソリン需要はすでに後退しており、石油
市場がタイト化することはなさそうだ。米エネルギー情報局(EIA)の週報に対する
反応も限定的だろう。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.31ドル高の62.08ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは61.93ドルから62.14ドル。
 原油1月限の予想レンジは5万9000円から6万0000円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。