NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/10)  1345.7     1363.5      1317.4      1358.9    + 17.3
         (26/ 1)  1353.8    1371.4      1327.0      1367.8    + 17.2
 パラジウム  (25/ 9)  1122.00    1125.50     1101.00     1115.70   -  5.70
         (25/12)  1135.00    1136.00     1109.50     1124.20   -  7.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,599         26,828        84,956       (-  1,199)
 パラジウム         11,939         11,509        19,949       (-    561)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,785.50  - 152.81
     前日  147.31/33   1.1651/53   ・ナスダック         21,100.31  -  72.55
     本日  148.37/39   1.1605/07   ・10年米国債利回り      4.33  +   0.04
・NY原油  (25/10)   63.52 + 0.81  ・SPDR保有金残高    958.21  -   4.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは反落。前日比はプラチ
ナが16.9〜17.5ドル高、中心限月の10月限が17.3ドル高、パラジウムは
7.00〜5.30ドル安、中心限月の9月限は5.70ドル安。
 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州
時間に入ると、下げ幅を拡大した。日中取引では、押し目を買われると、8月の米製造
業購買担当者景気指数(PMI)の上昇を受けて上値を伸ばした。
 パラジウム9月限はドル高や米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて
売り優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を1317.4〜1346.8ドルのレンジで推移
し、前日比18.6ドル安の1323.0ドルとなった。10月限は高寄りしたのち、
ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。
 日中取引では、押し目を買われると、8月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)
の上昇を受けて上値を伸ばした。時間外取引の高値を突破すると、1363.5ドルま
で上昇した。
 8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.4と、前月の55.1か
ら上昇し、昨年12月以来の高水準となった。製造業PMIは53.3と、前月の
49.8から大幅に上昇し、2022年5月以来の高水準となった。ドル高に振れた
が、製造業の回復から買い戻し主導で上昇した。
 パラジウム9月限は、時間外取引を1104.00〜1125.50ドルのレンジで
推移し、前日比11.90ドル安の1109.50ドルとなった。9月限は高寄りした
のち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、下げ幅を拡大した。
 日中取引では、ドル高を受けて1101.00ドルまで下落した。その後は、買い戻
いされて下げ一服となった。
 20日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの52万3067
オンス、パラジウムは変わらずの12万6832オンス。
今日の材料
・8月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は53.0と、前月改定値の
51.5から上昇し、昨年8月以来の高水準となった。市場予想は51.6だった。
・8月のHCOBユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.1。7月
の50.9から上昇し2024年5月以来の高水準となった。市場では50.7への悪
化が予想されていた。
・米新規失業保険申請件数は1万1000件増の23万5000件と、5月下旬以来、
約3カ月ぶりの大幅な増加となった。一時解雇(レイオフ)が加速し、労働市場の軟化
兆候が強まっている可能性を示唆した。
・8月のユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)はマイナス15.5と、前月(マイナス
14.7)から0.8ポイント低下した。市場予想はマイナス14.9だった。
・カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は、インフレ率が連邦準備理事会(FR
B)が目標とする2%をなお上回り、労働市場が堅調なことを踏まえると、利下げを急
ぐ必要はないと述べた。
・8月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.4と、前月の55.1か
ら上昇し、昨年12月以来の高水準となった。製造業の新規受注指数が18カ月ぶりの
大幅な伸びを記録したことがけん引した。製造業PMIは53.3と、前月の49.8
から大幅に上昇し、2022年5月以来の高水準となった。
・米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が今年1
回金利目標を引き下げることは可能だと依然として考えていると述べた。
・7月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.0%増の401万戸だった。前年
同月比では0.8%増加。市場予想は392万戸と、前月からほぼ横ばいだった。
・米軍は、米国と欧州諸国の軍司令官らがウクライナに対する軍事選択肢を策定し、各
国の国家安全保障顧問に提示すると発表した。
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