NY貴金属引け速報=全面高、パウエル発言受けたドル安で地合い引き締める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   25/10  3391.3  + 37.0       プラチナ    25/10   1363.1   +  4.2
         25/12  3418.5  + 36.9               26/ 1   1374.5   +  6.7
    銀   25/ 9  3905.4  + 97.5       パラジウム   25/ 9   1133.70  + 18.00
        25/12  3955.5  + 97.7               25/12   1140.20  + 16.00
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 ニューヨーク金は反発、銀は大幅続伸。前日比は金が36.6〜37.5ドル高、中
心限月の12月限が36.9ドル高、銀が97.5〜98.0セント高、中心限月の9
月限は97.5セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、ドルが対ユーロでは軟化も全体的にはドル高と
なったことから反落。欧州時間に入ると、一時15ドル安まで軟化。下値を切り上げ、
10ドル超の下落で推移。日中取引では、ニューヨーク時間の午前10時にジャクソン
ホールでの講演においてパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、軟調
に取引を開始し、わずかに時間外取引の安値を下回る場面があった。その後、パウエル
議長が「政策金利の引き下げ検討を慎重に進められる状況にある」と発言し、米金利引
き下げ観測が再燃し、ドル安となり、急速に地合いを引き締めた。買い一巡後、中盤に
上げ幅を縮小したが、後半から終盤は35ドル超の上げ幅を維持して推移した。
 銀9月限は時間外取引では反落し、一時20セント超の下落。日中取引開始後はドル
安、金の反騰から急速に戻し、90セントを超える暴騰となった。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが小幅続伸、パラジウムは反発。前日比はプ
ラチナが3.8〜8.1ドル高、中心限月の10月限が4.2ドル高、パラジウムは
16.50〜18.00ドル高、中心限月の9月限は18.00ドル高。
 プラチナ10月限は小幅続伸。時間外取引では、ドル高を受けて売り優勢となり、前
日の上げ幅を大幅に上回る下落となり、欧州時間で27ドルを超える下落で推移。日中
取引では、ドル安、金・銀の上昇に追随し、戻り歩調となった。前半で15ドル超の上
昇となった。買い一巡後は上げ幅を縮小した。米国株が大幅高となったが、再度、2ケ
タ高にはならず、小幅高で推移した。
 パラジウム9月限は時間外取引では小反発で推移。日中取引ではドル安、貴金属高か
ら一段高となった。
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