シカゴ大豆市況=小幅反発、前日の下落後で買い戻す動きが広がる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/09   1,025.00    1,034.50    1,019.50    1,028.75     + 3.25
   2025/11   1,047.00    1,055.75    1,041.75    1,049.50     + 1.75
   2026/01   1,067.00    1,075.25    1,061.75    1,069.25     + 1.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       242,505       303,217        859,777   (- 17,065)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月1日−9月5日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は小幅反発。終値の前営業日比は0.75〜3.25セント高。中心限月の11
月限は1.75セント高の1049.50セント。
 米農務省(USDA)発表の作柄報告では良好な作柄を保ちつつ生育が進行している
様子が示されたことに加え、米トランプ大統領がレアアース磁石の供給を巡り対中国の
輸入関税大幅引き上げの可能性を示唆したことが懸念されて前日安値を下抜くなど売り
優勢となる場面があった。しかし25日に売り優勢となった後で買い戻す動きが広がり
小反発に転じた。

 期近11月限は1047セントで取引を開始した後に値を落とし1041.75セン
トの安値を付ける場面も見られたが、アジアの時間帯前半には1050セント台まで浮
上。しばらく1050セント前後でもちあった後に一段高となって1055セント前後
に達し、1055.75セントの高値を付けた。米国の時間帯を迎えても同値圏で高下
する場面が見られたが、急速に値位置を落として1050セントを割り込んだ後は
1050セントを上値抵抗線とするもちあいに転じ、この水準での小動きのまま引けを
迎えた。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトではほとんどの地域で晴天となるなか低温となっているが、夏穀物は平
年並のペースで成熟が進行。26日の最高気温は24〜28℃。
 今後、五大湖周辺では気温が一桁台前半まで低下する可能性がある。一方プレーンズ
中部および南部では降雨となる見込み。
 8月31日〜9月4日にかけて気温は全国的に平年並〜平年並になるだろう。一方の
雨量はほとんどの地域で平年並〜平年を上回る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズでは、オクラホマ州及びその周辺地域で降雨。テキサスでは高温で乾燥し
た天気のなか、収穫作業を含む農作業が進行。

  米国南部では、ミシシッピデルタ北部以南で寒気の影響が見られるが、テキサス州
から大西洋沿岸南部では高温多湿となっている。
 大豆製品は、大豆油は原油の軟調が重石となり売り優勢となったが、大豆粕は買い戻
す動きが広がり買い優勢で終えた。
 大豆粕12月限は前日比2.40ドル高の293.30ドル。
今日の材料
・コーンベルトではほとんどの地域で気温が低下するなか夏穀物は平年並のペースで
 成熟が進行。
・今後数日は五大湖周辺では気温が一桁台前半まで低下する可能性あり。

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