−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 3,448.6 +15.6 シカゴ大豆 2025/11 1,047.50 -2.00 NY銀 2025/12 3,921.2 + 9.5 シカゴコーン 2025/12 406.00 -3.50 NYプラ 2025/10 1,348.0 - 1.4 NY原油 2025/10 64.15 +0.90 NYパラ 2025/12 1,104.50 -5.00 ドル・円 147.47 -0.01 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は147円台前半に小幅に軟化 NY為替市場でドルの戻り売りが加速し、ドル円は147円台前半に小幅に軟化。そ の後、147.50円付近で伸び悩んだ。 序盤に148円台を回復する場面が見られていた。ただ、市場の雰囲気に変化はな い。短期金融市場では次回9月FOMCでの利下げの確率は84%程度で織り込んでい る。年内については9月を含めてあと2回か3回を織り込む動き。2回は完全に織り込 み、3回は18%程度の確率。 FOMC委員の間で意見の相違も見られる中、9月FOMCに関しては、それまでに 発表になる米雇用統計や米消費者物価指数(CPI)の結果次第。その先の年内に関し ては9月FOMCで公表されるFOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)を確認 といったところのようだ。 トランプ大統領がクックFRB理事の即時解任を表明し、クック理事側も提訴の意向 を示している。双方とも裁判所の判断に従う姿勢を示しており、裁判の行方次第といっ たところのようだ。トランプ政権によるFRBへの介入が続いているが、その状況は中 央銀行の独立性への懸念とドルへの信頼感の低下を生む。ただ、いまのところ市場は様 子見の姿勢。 ◎NY貴金属=金が続伸、ドル安再開で押し目を買われる ニューヨーク金は続伸、銀は反発。 金12月限は続伸。時間外取引では、ドル安一服を受けて売り優勢となった。欧州時 間に入ると、もみ合いとなった。日中取引では、米連邦準備理事会(FRB)の独立性 に対する懸念などを受けて押し目を買われた。その後は、ドル安再開を受けて買い優勢 となった。 銀12月限は日中取引のドル安再開や金堅調を受けて押し目を買われた。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。 プラチナ10月限は続伸。時間外取引では、買い戻し一巡後はドル安一服を受けて売 り優勢となった。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て下げ幅を拡大した。日中取引 では、金堅調が下支えになった。その後は、ドル安再開を受けて下げ一服となった。 パラジウム12月限は時間外取引のドル安一服を受けて売り優勢となったが、日中取 引でドル安が再開すると、下げ一服となった。 ◎LME=反落、上海株の急反落から転売の動きが広がる アルミ3カ月物は反落。2635ドルで小安く開始した後は銅の堅調を映した買いを 受けてこの日の高値となる2646ドルを付ける場面が見られた。高値を離れた後も 2640ドル台での高下が続いていたが、アジア株や銅の地合い軟化に伴う売りに下押 された。2615ドルを支持線としてもちあったが、2615ドルを割り込んだことで 手仕舞い売りが膨らみ、2594.50ドルの安値まで下落。早々に2600ドル台を 回復したが戻りは限られ、この日の安値圏で終了。 銅3カ月物は大幅反落。9853ドルで堅調で開始した後、9850ドルを支持線と する高もみとなり、9859ドルの高値に達する場面も見られた。しかし週初に約10 年ぶりの高値に達していた上海総合(株価)指数が利益確定の売りを受けて急反落とな ったことが警戒され、9800ドルを割り込む下落となった。欧州の時間帯を迎えてか らも値位置を切り下げる動きが続き、前日の安値を割り込み9730.50ドルの安値 を記録。その後、買い戻されながらも9770ドルが上値抵抗線として意識される安も みとなり、低迷したまま引けを迎えた。 ◎NY原油=反発、米国はインドに50%の二次関税を発動 ニューヨーク原油の期近は反発。 ウクライナ戦争を続けるロシアへの経済制裁の一環として、米国がロシア産原油の購 入続けるインドに計50%の関税を発動したことが支えとなった。全体としてインドが ロシア産原油の購入を取りやめる兆候は今のところなく、インド石油産業に個別の動き は見られるだけだが、米国とインドの摩擦が強まっていくと想定されるなかで、インド のロシア離れが意識された。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油や石油製品の 在庫が減少したことも支援要因。ただ、製油所稼働率は94.6%まで低下し、夏場の 需要期の終わりを示唆した。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は小幅反落、コーンは概ね続落 大豆は小幅反落。 前日の上伸後で玉整理基調が強まった。米農務省(USDA)の8月月例需給報告、 クロップツアーと今秋の生産量を予測するために重要視される報告を織り込んだうえ、 米中通商協議の見通しに不透明感が強いこともあって全体的に様子見の雰囲気が強まる なか、前日のレンジ内での高下にとどまった。 コーンは概ね続落。 米産地では気温が低下し一部で土壌水分の乾燥が見られるものの、全体的に良好かつ 順調に生育が進行し豊作が見込まれるなか8月末を迎え収穫開始の時期が近づいている ことが重石となった。エタノール在庫の減少が報告されたが反応は限られた。この日の 下落で12月限は今月21日から25日にかけて記録した上げ幅を相殺した。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。